外に出るととっても甘くていい匂いがした
渚桜)ん……金木犀みたいな匂い…
体を流した後お風呂の中に入ると物凄い甘い匂いがした
渚桜)なんだろ…入浴剤?
お湯を掬い上げスンスン…とお湯の匂いを嗅ぐと同じ甘い匂いがした
渚桜)……うん、一緒の匂いだ
でもなんでこんな甘い匂いがするんだ?入浴剤にしては色着いてないし…
渚桜)この旅館伝統の入浴剤かな…
数分後
渚桜)熱いなぁ…そろそろ出ようかな
手すりに掛けていたタオルを手に取って身体を拭きながら中に向かう
渚桜)ん〜入ったよ〜
公平)!!渚桜ー!
渚桜)ちょ、来んなバカァ!
のんびりお風呂に入った後浴衣を着て部屋に入ったら公平が抱き締めてくれた
渚桜)んもー!公平暑い!離れて!
公平)やだ!
米屋)やーいやーいバカップル〜
渚桜)お前もだ米屋笑
抱き着いている公平をちょっと可哀想だが引き剥がしてお茶をカバンの中から取り出してごくっごくっとお茶を飲む
渚桜)はぁ〜…あっつ……
既に時間は午後に差し掛かっていた
少し空がオレンジ色になっており綺麗な色になっていた
渚桜)そうだ!確かここってベランダあったよね
辻)は、はい
渚桜)じゃ、行ってこようかな〜
しゅるっと髪を結って外に向かう
外
渚桜)お〜!すっごい綺麗
手すりからひょこっと顔を出すと「危ないよ〜」と澄晴に抱き締められた
渚桜)んにゅっ…
澄晴)可愛いね〜ほら、俺が抱っこしてあげるから
澄晴が脇の下に手を回してひょいっと持ち上げてくる
渚桜)1人でみれるしー!
澄晴)危ないからダーメー
渚桜)んむぅ…
澄晴)可愛いー
渚桜)(σ-`д・´)アッカンベー
澄晴)はぁ〜……本当に可愛い
澄晴は飽き足らず私の頭を撫でたり…私を好きかってして楽しんでる
渚桜)んもー!
ポカポカと叩けば「可愛いからご褒美〜」と言ってクイッと顔を向けられいつの間にかキスをされていた
渚桜)んむぅ…
澄晴)あはっ笑ほんと可愛い
渚桜)そーゆーとこほんと嫌い…
澄晴)俺はだーいすき
渚桜)はぁ…
嘘だ…ほんとは私だって大好きだ……言いたいけど言えない
言っちゃったらもっと大好きになるから
澄晴)大好きな癖に
渚桜)うるせ笑
澄晴の頬を掴んで私からもキスをする
澄晴)止まんなくなっちゃう♥
渚桜)止まってくんないと困るんだが?それと…
「可愛いばっか言わないで?」
スルッと抜け出して手すりの上に立つ
渚桜)私はこれでも強いしやろうと思えば……世界なんて壊せちゃうから
澄晴)こわいなぁ笑
渚桜)フフッ
手すりから降りて澄晴の前に立つ
渚桜)大丈夫、アンタらが生きてる限りはしないから笑
澄晴の唇を親指で触ってから中に入る
澄晴)(生きてる限りは……俺達はあの子の鎖になるのか…)
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