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「あっ……あっ……あんっ!」

 

「すごい、姫そんなにしめないで……」

 

すぐイッてしまいそうで未央は亮介の首にしがみつく。

たまらなくそれが亮介にはかわいらしく思え、ますますはやく腰が動いてしまい、未央はまた背中を弓なりにそらせて達した。

 

亮介も何度か腰を打ちつけてると、低く呻いて動きをとめた。たぽんとなったそれをとって、すぐ新しいものをつけている。きょうはいくらでもできそう──

 

「姫、本日は私の誕生日。願いを聞き届けてくださいませ」

 

へっ? お願い? 未央はまだ達した感覚から完全に戻ってきておらず、もうろうとしながらその声を聞いた。

 

「少しだけ、外に出ましょう」

 

「えええっ、そっ外?」

 

それはだめだよ、亮介っ……!!「我が家は崖に囲まれておりますゆえ、よそからは見えません。下の道路は竹藪がカムフラージュしてくれます。先ほど確認しましたが、大家さん宅は雨戸も閉まっております。もう寝られたことでしょう」

 

「待って、それだけは……」

 

未央はぐいっと体を起こされて、亮介の膝の上に乗せられたかと思うと、未央の中にそれが入ってきた。

 

「んんんっ……ああっ! 待って……」

 

つながったまま、亮介はベッドの縁に座り、立ち上がったと思うと、未央の腰をぎゅっと持って立ったままでゆったり突き始める。

 

「やぁっ……こんなのっ……怖いよぉ……」

 

未央は必死で亮介の首にしがみつく。落ちそうで、ちょっとした恐怖感もあって全身がゾクゾクする。

 

「そと……は……いやっ……!」

 

「じゃあ、縁側ならよいですか? 姫、そこまでいきましょう」

 

つながったまま、亮介は縁側まで歩いていく。歩くたびに軽く突かれる感じになって未央はたまらず声をあげた。

 

「いやぁっ……んんっ、らめっ……ああっ」

 

「気持ちよさそうに鳴かれる。もっと聞かせてくださいませ」

 

亮介は、縁側までくると、未央を下ろして窓の方を向かせる。亮介が窓を少しだけ開けると夜風がすーっと入って気持ちが良い。

 

「さ、ここまででがまんしますから」

 

亮介は未央の後ろにまわり、四つん這いにさせて、とろけた入り口にそれを当てた。たしかにかろうじて部屋の中だけど、窓も開いてるし、これじゃ……。

 

「声っ……聞こえちゃう……」

 

未央はいやいやするも、亮介はきかない。未央の入り口をじれったくいったりきたりさせる。

 

「姫、がまんなさればよいのでは?」

 

我慢できないから聞いてるのに……。いじわるすぎない?

 

亮介は未央の後ろからぐっとそれを入れると、奥をぐりぐり刺激した。

 

「うっ……あっ、んんんっ……」

 

「ぐりぐりされるのお好きですか?」

 

未央は奥を刺激されて、目がチカチカした。返事もろくにできなくて、首を横に振る。

 

「正直になっていただかないと困りますね」

 

「だめっ、あんまりしないで……声出ちゃうっ!!」

 

未央は指を噛んで必死にその感覚にたえる。

 

「姫、前見て? 外でしてるみたいに見えますか?」

 

ちらっと前を見ると、庭の先のフェンス越しに夜景が見える。キラキラと星空のように美しい夜景……。それがガクガクと上下して、集中して見られない。

 

「んっ、ふっ……んんっ」

 

「はぁ……姫さまも……一緒に……!!」


未央は指をくわえたまま嬌声をあげてのけぞると、ガクンとその場に崩れ落ちた。板の間の冷たさが体に伝わってくる。

 

ぐるんと未央の向きを変え、正面から亮介はいれてきた。まだ未央の中が落ち着いていないので、よけいに興奮する。

 

「ああっ、まだ中っ、イッたばっかり……あんっ」

 

「何度もイッてください。ほら、ほら?」

 

亮介のとめどない欲が、未央の意識を遠くさせる。何度も何度もイッておかしくなってしまいそうだった。

 

家臣は体力のある限りそれを続け、姫の悩ましい声がとめどなく聞こえていたという。

 

すき、ぜんぶ好き。

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