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ん、少し、少しずつ、息が、出来てきたけど、なんか違う苦しさというか……

照?震えてる…?けど、これじゃ、苦しい……

○○「……っ、ハァハァ、ハァハァ、っ、ハァハァ。ご、ごめっ……ひか…照、ちょ……っと…ハァハァ…離してっ。」

照「あ。ごめん……」

○○「……ハァハァ、ハァハァ…照……?…」

照「ん?」

○○「……手……」

照「手?」


そう言って差し出された手を握る


深澤「…もう大丈夫そだね!わら。」

照「え?」

深澤「ほら、背中さすってあげな?」


深澤くんがそう照に言うと、照がもう片方の手で背中さすってくれた。

少しずつ、呼吸も落ち着いてきた…


○○「……深澤くん?」

深澤「ん?なに?」

○○「ありがと……」

深澤「ん?おれはなんもしてないよ?」

○○「…ううん。ありがとう。」

深澤「照に言ってあげな?」

○○「…ん。照も、ありがと…」

照「……」

深澤「ね、○○?」

○○「ん?」

深澤「何にそんなに脅えてるの?話してくれなきゃ、照も治しようがないよ?」

照「ふっか……」

深澤「照も。いい加減、ちゃんと相手のこと考えないと、自分の感情優先させすぎだから。嫉妬するのはしかたないけど、それをぶつけ過ぎては、相手も疲れちゃうから。束縛激しいのもしんどいよ?」

照「……ごめん。でもっ…」

深澤「○○は、そう簡単に離れていかないとおもうよ?」

照「………」


どゆことなんだろ……にしても疲れた。頭がボーっとしちゃう。

あれ?照……また震えてる……


○○「……照?」

照「……ごめん」


そう言うと離れて行こうとした。

今離しちゃ行けない、そんな気がしたから、慌てて、手を掴んだ。


照「……!?」

○○「……だめっ。」

深澤「○○?」

○○「だめ!」

照「……でも、俺と居たら…」

○○「……」

深澤「照。ちゃんと2人で話た方がいいよ。○○も。」

○○「………う、うん。」

深澤「俺、売店行ってくる。どうもできない時はちゃんとナースコールしなよ?」


そう言って深澤くんは、部屋を出ていった。



どうしよ、何話したら……

あ、手、握ったまんま…


照「……○○?」

○○「…え?あ、ごめん…」


慌てて手を離す。


どうしよ、なにか話さないと……

えっと……


悩んでると、いきなり、抱きしめられた。


○○「……え、えっ?///」

照「…離れてかないで。」

○○「……え?」

照「……俺が悪いのわかってる。求めすぎて、縛りすぎたのも。わかってる。けど…っ……泣。」

○○「…怖かった。ずっと監視されてるみたいで。息が出来なくなる感じ。嫌って言っても聞いて貰えなくて。不機嫌になられて。そしたら……何も言えなくなってきて。なのに…っ。それでもちゃんと伝えればって思ったけど、叩かれるんじゃないかって。乱暴にされちゃうんじゃないかって思うと怖くっと怖くて……っ。照のこと怖いって思う自分も嫌で……っ。どうしていいかわからなくて…泣。でも……今、…照が……消えちゃいそうで。もっと怖かった…ッ……ハァハァ……ッ…」

照「……ごめん。怖い思いさせてごめん。気をつける」

○○「……ハァハァ、み、みんな……っ、そ、そういう。ハァハァ…ハァハァ…ッ……。最初だけ……っ。く、苦しい………っ!」

照「○○…!大丈夫。大丈夫だから。俺はちゃんとする。失敗することもあるかもだけど、しないように、努力する。○○の笑顔が見たい。…だから、」

抱きしめ、背中をさすりながら、頭をポンポンしてくれた。


○○「……っ、ハァハァ……。」

照「大丈夫。ゆっくり、ゆっくり息吸って?ほら、俺見て…真似して…」


顔をあげると、大好きな笑顔……


○○「……っ!はっ…はっ……」


やっぱり上手く出来ない……


2人の為に照らす光

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