テラーノベル
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黒服「どうも、先生」
黒服「あ、こちらお土産です…ユウカと一緒に食べて下さい」
その時、私に銃口が向けられる
ユウカ「まずは聞きたいことが有ります。貴方は何故私の名前を知っているのか……そして貴方は何物で何故ここにいるのか……先生とはどんな関係か……まずはそこを教えて貰いますよ!」
それはそうだ…ユウカからしたらいきなりシャーレに侵入してきた不審者だ……
黒服「クックック…どうも、この姿では初めましてですねぇ…早瀬ユウカさん」
娘に対して何故こんな言い方に成ってしまうのか…照れ隠しの一種でしょうか…
ユウカ「まずは誰かを答えて下さい!」
黒服「黒服と申します。先生とは元対立関係に有りました…そしてここに来た理由は貴方に会うためです」
ユウカ「はぁ!?」
先生「まぁまぁ、ユウカは一旦落ち着いてよ」
ユウカ「でも……はぁ、解りました」
家の娘は先生の言葉一つで銃を下げた…それほど先生に信頼があるのは私としても嬉しいが、一方で娘がここまで従順だと恐ろしくもある。何せ先生が命令すれば私の命を全力で狙いに来るだろう…
黒服「すいませんね、そして先生、有り難う御座います」
先生「あはは、ごめんねぇ…昨日酔っててあまり覚えて無かったんだよね~だから伝え忘れてたんだよね?」
黒服・ユウカ「何やってるんですか…」
先生「ご、ごめんって~」
黒服「さてと、そんなことは置いておきまして…私が用が有るのは貴女……ユウカです」
ユウカ「え、私なの!?てっきり先生に用が有るものだと思っていたのだけれど」
黒服「いいえ、わざわざ貴女に話をする為に居酒屋の会計を奢ったのですから」
ユウカ「せ~んせ~い~?」
先生「アハハ…」
ユウカ「で、何を話たかったんです?」
黒服「では、話させて……」
いや、話して良いのか?ここまで来て今さらだが、今さらこの事実を話して良いものか…自分の実の親が忠誠を誓う先生の敵であったという事実……更に消えていた父親が今更戻って来たという事実………我が娘は耐えられるのだろうか?
黒服「………」
ユウカ「何ですか?いうなら」早くしてくれません?」
黒服「………」
ユウカ「もう!何かいったらどうなんです!?」
先生「言いづらいなら私から言おうか?」
黒服「いえ、覚悟は決まりました。私から言わせて頂きます」
黒服「単刀直入に言わせて頂きます……ユウカ、貴女は私の娘です」
ユウカ「はぁ!?なにをバカな事を言ってるんですか!私の親は一人で育ててくれたお母さんと昔に居なくなったお父さんだけです!」
黒服「残念ながらその居なくなった父親です…」
ユウカ「なら!なら……なんで?なんで居なくなったんですか!」
黒服「そ、それは……」
ユウカ「何ですか!なんで……なんでお母さんを置いてったの?」
黒服「………それについて話しますので少し落ち着いてください」
ユウカ「何が落ち着いてですか!こんな状況で落ち着ける訳が無いじゃないですか!」
先生「ゆ、ユウカ!落ち着いて!こういう時は素数を……」
先生「あ、そう言えば!」
そう言うと先生はモモトークの画面をユウカに見せた
ユウカ「………(ニパァ)」
黒服「………え?」
娘が一瞬で落ち着いた…しかもニヤけている…一体何を見せられた?変なものならば例え先生でも許しは…
黒服「は?」
私の目に写ったのは意味の解らない数式?的なやつが写し出されていた
黒服「………先生、これは?」
先生「これは世界で一番美しいとされている式だよ!」
黒服「何故先生がそれを?」
先生「ノアっていうユウカの友達兼私の生徒からユウカが荒ぶった時に見せたら良いって貰ってたんだよね!」
黒服「は、はぁ…」
ユウカ「………ふぅ、有り難う御座います。先生、落ち着きました」
先生「なら良かったよ」
黒服「話して大丈夫ですか?ユウカ」
ユウカ「はい、改めてすいませんでした…お父さんという確信も無かったのに当たっちゃって」
黒服「良いんです…本当に父親なのだからなにも間違ってはいませんよ」
ユウカ「ですが未だ信用しきれません!何か証拠等は有りますか?」
黒服「………ならば母親の名前と私…父親の名前でどうです?」
ユウカ「でも調べれば解りませんか?」
黒服「ならばユウカの命名理由もセットでどうです?」
ユウカ「それなら…本人にしか解らないか、解りましたそれでいきましょう」
黒服「母親の名前は早瀬優希、父親の名前は早瀬日向…旧姓が秋宮日向ですね。ユウカの命名理由は母親の名前から文字っていますね。漢字にしようとしましたがキヴォトスではカタカナ表記に成るらしいのでカタカナにしました。予定だった漢字は優華ですね…テンプレかも知れませんが優しく美しい子に…と思い名付けました。」
ユウカ「……解ったわ、どうやら本当にお父さんなのね」
先生「へぇ、そう書くんだ…黒服、良いこと教えてあげよう!」
黒服「ほう……何ですか?」
先生「ユウカはちゃんと優しくて美しい子に育ってるから安心してね」
黒服「そうですか……ならば良かったです」
ユウカ「話がずれたけどお父さんが居なくなったのはなんでなの?そして何故今になって帰って来たのか……そうそう、姿が変わってる理由も教えて欲しいわ」
黒服「そうでしたね……まず私が居なくなったのは貴女を色彩から護るために庇ったらこうなりました。この見た目もその時に成ったのでしょう…恐らくテラー化に近いのでしょうか……今更帰って来たのは昨日先生と飲んで貴方の事を話したら生徒の中にユウカって子が居ると聞いてここへやってきました…これが全てですね」
ユウカ「そうだったのね……」
ユウカがなにかを考え込んでいる。他になにかを言いたいのだろうか?
ユウカ「だったらさお父さん」
黒服「ん?なんだいユウカ」
ユウカ「あれ?喋り方変わってません?」
いきなり話しかけられてビックリした。おかげで変な喋り方に成ってしまった
黒服「………まぁそんなことはどうでも良いのです。で?なんでしょうか」
ユウカ「いや、もうすぐ盆休みだから一緒に帰るか聞こうと思ったの」
黒服「へ?」
ユウカ「なによその反応」
黒服「いえ、こんな私が帰って宜しいのですか?」
ユウカ「当たり前でしょ?お父さんなんだから」
先生「良かったじゃん!これで家族全員揃うね」
黒服「あ、いや、でも……」
一番心配なのは……
黒服「私はお母さんに恨まれてませんか?」
ユウカ「はぁ?」
黒服「私はいきなり二人を残して消えてしまいましたし…その」
ユウカ「あ”ぁ”ーさっきからぐだぐだ、うじうじ言い訳並べて!………」
黒服「す、すいません…心配なもので」
ユウカ「大丈夫よ…お父さん。お母さんはずっとお父さんに一途でお盆には線香をあげて笑顔で話しかけてたんだから」
黒服「そう……ですか……なら………良かった…」
言葉が詰まる、涙が止まらない。嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちで滅茶苦茶だ
ユウカ「ちょっ!なんでお父さん泣いてんのよ!」
先生「ははは、黒服ガチ泣きじゃん!」
ユウカ「先生は笑わないで下さいよ!」
黒服「うっ……いき………行きます……い…一緒に……帰らせて……く…下さい…」
コメント
6件
黒服が不器用な父でユウカが世話焼娘ね......いいじゃないか(ユウカの落ち着き方の癖よ)
いやぁ父親にも世話焼きになりそうなユウカだな()
絵にかまけて投稿サボってすんませんでした!