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めめがしばらくしょっぴーと過ごす事になった。
美味しいものは好きなのに、食べることに執着のないしょっぴーは忙しさにかまけて最近あまり食べてなかったらしい。
収録で会ったら、明らかに痩せていた。
めめはいの一番に
🖤「しょっぴー痩せた？顔色も悪いよ」
と駆け寄った。
そして食べてないと知るやいなや
🖤「しばらく仕事終わったらうちに来て。ご飯食べてもらう。倒れるよ」
💙「えー……わかった。でも阿部ちゃんは？」
何でそこで阿部ちゃんは？ってなるんだよ。
聞くまでもなく3人で食べればいいじゃん、と喉まで出かかって飲み込む。
💚「たくさん作るの大変でしょ、俺はしばらく自分で何とかするから大丈夫だよ」
💙「そっか…ありがと阿部ちゃん」
💚「翔太の体調の方が心配だから。気にしないで、めめのご飯いっぱい食べて力つけなよ」
🖤「じゃあ、そういうことで今日から早速ね」
自分の感覚にはない話をしている3人をぼんやりと見ている。
これを平気で許す阿部ちゃんも、当たり前のように2人になる前提のしょっぴーも、阿部ちゃんが身を引くのを黙って見ているめめも、みんなみんなわからない。
🩷「蓮と阿部ちゃんってほんとあっさりしてるよなー。阿部ちゃんは俺とメシ行こうぜー」
🧡「あっ俺も！行きたい店あるねん」
💚「えっ嬉しいな、行こう行こう」
佐久間くんと康二くんが阿部ちゃんとご飯の約束を取りつけ始めて、俺も思わず口が動いていた。
🤍「阿部ちゃん、俺ともご飯行こうね？」
💚「ありがと、行こうね」
しょっぴーの隣で栄養があって食べられそうなメニューを検索していためめが目だけこっちに向けたので、敢えて俺もじっと見返した。
しばらくして、めめはまたスマホに視線を落とす。
危機感とかないんだろうか、それも余裕の表れなのか。とにかくめめがしょっぴーに構ってる間に、俺は阿部ちゃんとの時間を過ごす事に決めた。
家に帰って、パリで食べて美味しかったもののお店、阿部ちゃんと行きたいなと思えるようなお店、たくさんたくさんリサーチした。
