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おお、870話で露天風呂回か! 湯煙アカリン殺人事件のネタ、思わず笑ったわw 尊さんとの「学ランでハチマキ」の掛け合いも相変わらず軽快で好き。朱里さんの「たのもう!」感、すごくわかる。初めての裸の付き合いでも、もう家族みたいな空気になってるのが伝わってきてほっこりした。温泉の描写も具体的で、一緒に浸かってる気分になれたよ! 次も楽しみにしてる🔥
臣桜
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臣桜
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#女主人公
#シークレットベビー
朝永ゆうり
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「応援してますからね」
「ん、ありがと」
尊さんは私の頬にチュッとキスをして微笑む。
「なんなら、学ランを着込んでハチマキして、思いっきり背中反らして声を張り上げてもいいですよ」
「待て。そっちなのか。チアガールじゃないのか」
「意外性があるといいと思いまして。……あ、恵がやると格好いいですね。女性ファンが増えます」
「その〝女性ファン〟の中に涼子もいるだろ……」
「あはは! 恵はチアガールの格好をしたら、途端に攻撃的になって蹴り技が冴えそうです」
「……なんか中村さんは、常に攻撃力の高いキャラだな」
「それが恵のいい所なんですよ。ピンクのフリフリを着せても、イカ耳になってやんのかステップ踏むのが恵です」
「……もうすっかり、中村さんを猫に喩えるのが、しっくりきている自分がいる……」
「春日さんとエミリさんは、どっちかというと犬っぽいイメージなのかなぁ。春日さんはオンオフが激しいし……」
「あー、確かになぁ。神を前にした時の、朱里いわく〝クネクネ〟なイメージ、俺はまだ掴めてねぇけど」
「凄いですよ~。釣り上げられたばかりの魚もびっくりです」
私は春日さんを思いだしてニヤニヤする。
「ま、そのうち神から話を聞いてみるか」
「ふふ、その時は報告待ってますね」
笑ったあと、私は時計を確認して立ちあがった。
「よし! そろそろお風呂行って来ますね」
「おう、行ってこい」
「尊さんは湯煙アカリンを想像していてくださいね」
「……別に、さっき堪能したし……」
「湯煙アカリン殺人事件 ~探偵はポテチを食べながら~」
「そっちか!」
尊さんに突っ込まれる中、私はケタケタ笑ってお風呂の用意をする。
そして「行ってきまーす!」と挨拶をして、貸し切り露天風呂に向かった。
**
脱衣所に入ると、先客がいるのが分かった。
同性とはいえ、初めて裸を見せるとなると少し緊張するし、あちらはみんな〝家族〟なのに、他人の私が入って行く緊張もある。
でももう十分に仲よくなったつもりではあるから、スポーンと服を脱いだあと、気分は「たのもう!」という感じで中に入った。
「あ、朱里さん来た」
百合さん、ちえりさん、小牧さん、弥生さんはすでに温泉に浸かっている。
「どうもです~」
細長い空間にシャワースペースがあり、シャンプー類や木製の桶、風呂椅子もあるけれど、ワンセットだけだ。
基本的に部屋にあるお風呂やシャワーで体を綺麗にして、ここでは景色を楽しみながら複数人で温泉を楽しむのが目的なんだろうな、と感じた。
私はシャワーでサッと体を流したあと、手すりに掴まって浴槽へ向かう。
温泉は露天風呂の広々とした空間の奥にあり、そこに至るまで周囲の床から一段盛り上がった足場みたいなのがあり、手すりもある。
まるでファッションショーのランウェイみたいに道が続き、センターステージに当たる部分に浴槽がある感じだ。
その周囲の低い部分に浅くお湯が張られてあり、両側の壁際には等間隔にライトがある。
目の前には人の背丈ほどのガラスの仕切りがあり、向こう側は木々が茂っている。
さらに奥に英虞湾が見える……はずだけれど、今は真っ暗だ。
でもこれはこれで、静かな場所で露天風呂を楽しめていいかもしれない。
「お邪魔しまーす」
私はゆっくりと足を入れ、温泉に浸かっていく。
部屋にあったリーフレットには、ナトリウム塩化物温泉と書いてあり、文字通りしょっぱい系の温泉だ。
海に近い場所に多い泉質のようで、神経、筋肉、冷え、疲労回復などに効くと書いてあった。
「あ”ー……。温泉に浸かって今日の疲れが全部飛んでけばいいのに」
小牧さんがさっきの私みたいな声を出して言う。