後日、俺とふっかさん、岩本くん、阿部ちゃんで空き楽屋に集まった。
康二は『俺がいたら気ぃ遣うかも知らんから』と、外で話を聞くと言った。
🖤「阿部ちゃん、急にごめん。俺と阿部ちゃん、付き合ってたんだよね」
💚「どうしてわかったの?」
🖤「阿部ちゃんが他の人と笑ってるのがずっと辛くて。その理由が知りたくて、知ってそうな人をあたった」
💚「そうだったんだ…」
でも、知ったところで困るでしょ?と阿部ちゃんは小さな声で言った。
🖤「正直」
💚「そうだよね…」
阿部ちゃんが俯く。
🖤「だから、阿部ちゃんの気持ちを知りたい」
💚「俺の?」
🖤「俺、前の事は覚えてないし阿部ちゃんをまた同じように好きになれるかまだわからない。でも何となくそんな気がしてて、やっぱり付き合ってたんだって知ったら傍にいたくて…」
勝手な事を言うけど、またイチから俺と関係を作って欲しい。阿部ちゃんが辛いなら強制はできないから、どう思っているのか教えて欲しい。と、顔を上げた阿部ちゃんに訴えかけた。
部屋の外で、康二はどんな気持ちで聞いているんだろうか。
💚「俺は…」
コメント
7件
何か切ないね
これ1話何文字??