はじまりはじまりー!
第2話 黒の時代
レイレス・メリーン
年齢 16歳
殺人件数 3479万件
太宰治
年齢 18歳
殺人件数 138件
中原中也
年齢 18歳
殺人件数 137件
メリー「…」
チャポン…
バスローブを着たメリーは水の中に入る
メリー「…i see the future」
手を上に挙げて深い水の中に沈んでいく
冷たい水は私の身体を包み込む
呼吸は出来ない、深く深く沈んで
これでやっと死ねるのか
…と思ったけど
太宰「メリー、それ苦しくないの?」
と、声がして、引き上げられる
メリー「…くるしくなイ」
太宰「相変わらず上手く日本語喋れないよね…」
メリー「…いぎりすだから」
太宰「まぁそうか…」
メリー「…ダザイ、はdefinitely abandon」
太宰「…私英語は分からないのだけれど?」
メリー「…」
…この後の話だ、黒の時代で…起こった悲劇
織田作「そうか、イギリスから来たんだな」
メリー「…にほんご、あまり、分からない」
織田作「すまない、あまり英語は得意じゃないんだ」
メリー「だい、じょぶ」
正直…
なんのために生きているのかわかっていない
自分自身は自分自身じゃないみたいに
体の制御が効かなくなって
暴れて、壊して、消して
ただ、この力は、一生消えない
最恐の刃となる
織田作「メリー、お前は生きる意味が分からないのか」
メリー「…ワタシ…のちから、はさつりく、を、いみする」
織田作「お前はポートマフィアの仕事を誇りに思うか?」
メリー「わから、ない、郷に、入っては、郷に、従え」
織田作「…いつか、知ることになるぞ」
織田作「ポートマフィアであることに最大の後悔を」
メリー「むずかしい、にほんごは、分からない」
織田作「そうだな」
織田作「……ん?子供達に会いに行く時間だ」
メリー「こども?あ、ってみた、い」
織田作「もちろんだ」
織田作「ここがフリイダムって言う店だ」
メリー「…おかし、ってやつ?」
織田作「そうだ、このお菓子は子供達にあげるものなんだ」
ガチャ
織田作「なんだ…!?」
織田作は驚いた様子でお菓子の袋を落とした
私は店内が荒れているのを見ても眉ひとつ動かない
織田作「オヤジさん!!」
メリー「…」
無感情な私には、人が倒れていても、何も思わなかった
織田作「ッは…!」
織田作はなにかに気付いたようで店を飛び出して行った
ダッダッダッ
織田作「はッ…はッ!」
織田作は名前を呼びながら上に上がって行ったが、そこに人気はなく…
窓が空いていた
織田作「…地図?」
ベットにはナイフが刺さっていて、ナイフの先には地図があった
メリー「…」
私は遅れて来た
その時、エンジンのかかる音がした
織田作「!?」
急いで窓に身を投げ出すと、子供たちが白いワゴンに乗って、怯えている
織田作は何かを考える前に窓から落ちた
私は窓の枠に座っていた
その時…白いワゴンは爆発を起こした
織田作は吹き飛ばされて、私の方にも爆風は来たが、何も掴んでいなくとも、私は吹き飛ばされなかった
織田作「ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
織田作は喉が痛くても叫んだ、悲痛な叫びをあげていた
その様子を私は無感情で見ていた
…その後からは早かった
織田作はミミックの長、アンドレ・ジイドと交戦している
メリー「God leaves this world」
森「メリー君、私は英語が分からないよ」
メリー「わたしも、にほんご、わからない」
太宰「首領」
そう話していると、そんな声が聞こえた
森「何かね?」
太宰「織田作のところに行く許可をもらいたい」
森「嗚呼、いいよ、だが、理由を聞いてもいいかね?」
そこからは私はつまらない話で聞いていなかった
話し終えて、ダザイは出ていった
メリー「〜」
あの時の私はよく分からなかった、哀れみからか、唄を零す
ダザイの行方は、分からなくなった
私は中也と共に正式な五大幹部となった
空席の太宰の席に、私は座る
私は太宰のことが嫌いなのかもしれない
だってあの目は
It seems like I know everything
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