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21 - 第21話 初詣

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2026年01月11日

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「流石に人居ないっスね〜」


「こんなに遅れて初詣来てるヤツら、俺ら以外に居るわけないだろ…」


「そっすね〜。でもでも、人混み無くて良いでしょ? 」


「まぁ…。いい事もあるもんだな」


「でもなんか、運が薄まる感じしないスか?」


「元々運は無いんだから、変わんねぇだろ」


「え?ヒドイ。そっちだって、去年凶だった癖に。今年は大大大大凶とかなんじゃないっスかねぇ〜!」


「はぁ?お前末吉だろ。微妙で良いのか悪いのか分かんねえし、凶のがマシだわ。」


「はー……、馬鹿なんですかね。末吉は凶より運が良いんですよ〜?冬休みも授業受けた方がいいんじゃないですかねえ」


「フン。おら、お前こそここで大吉出ますように〜って祈った方が良いんじゃねえの? 」


「そんな低レベルなこと祈りませんよ。もっと別のこと祈ります。」


「そうかよ。残念だな」


「あ、小銭あります?」


え」


「はい、1円玉。俺は500円玉で。」


「んな金額で変わんねーだろ…」


「分かんないっすよ。金額差で内容変えてくるタイプかもしれないんで。」








「…あ、おみくじありますよ。やっていきますよね?」


「当たり前だ」






「じゃあ、いきますよ。……せーのっ」





「お、俺大吉!」


「俺もだな」


「ええ〜、張り合い無っ」


「2回戦目するか?」


「アリなんすか、それ。」




「ええっと、恋愛はぁ…」


「おい、それ相手いる前で…」






「…どうした?」


「…アンタの先に見ましょ!」


「は?おい、待っ」



「なになに〜?…《相手を思いやり、尊重せよ》。待ち人は、《すぐ近く》!」


「…はぁ…………」


「俺!?俺のコトっすかぁ〜!?」


「好きしてくれ…」


「なんスかその不服そうな感じ。腹立つ〜…!」


「…それより、お前はどうなんだ?」


「あっ、ちょちょ!!」




「えーと…。《今の相手こそ運命》。…待ち人は《離れるべきでは無い人有り》」






「…運命だってよ。相当ロマンチックな内容だなぁ?」


「っ…!俺が恥ずい!俺が書いたんじゃないのに!」


「俺とお前は離れるべきじゃ無いだとよ。」


「だああああ!もう返せぇ!」







「チッ…。あーもお!アンタ持ち帰りますかぁ?!」


「何キレてんだよ……、持って帰る。お前は?」


「もう結んだ方がマシなんでね、結ぼうかなと……」


「駄目」





「なんスか、ダメって」


「おら、早く帰んぞ」


「え?何ダメって。内容忘れないで欲しい的な!?」


「違ぇ」


「それ図星の顔っスね。やだな〜忘れませんよぉ!運命ですから!」


「調子乗んなロマンチスト」



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