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「この空間は天使と悪魔または神になり損ねたもの以外入れないのですよ」
僕は彼女に問いかけた
「あなたは何者なのですか?」
「私は天使ルーラと悪魔ベアルを殺しその血を啜り肉を食べ一度は神になった」
「天魔ルベアル」
「元は精霊だったのですけどね、殺した二人から名前を取って勝手に名乗っているだけの存在です」
と彼女は言った
すると突然、ここに来る前僕が何をしていたか記憶が蘇り始めた
酷く頭が痛いなんだこの記憶は…
僕が六歳の頃とても優しい母と少し厳しいがとても強い冒険者をしていた父
僕は父に憧れ冒険者になるため常に剣を振るっていた
しかし父が冒険者の仕事に行ったきり帰っては来なかった
次の日冒険者ギルドの父の仲間が家を訪ねてきた
彼らは父を裏切り殺したと高らかに笑い僕と母に告げた
母は泣き崩れ僕は泣きながらもコイツらを殺してやると怒り狂い殴りかかった
しかし力の差は歴然殴り飛ばされ動くこともできず床に這いつくばった
僕は彼らに連れ去られ母は必死に抵抗したが僕の目の前で斬り殺された
それから彼らは山に向かいこれからお前は奴隷として売られる
そう言った
すると突然空から黒いドラゴンが現れ一瞬にして彼らは食い殺された
黒いドラゴンは僕を見てどこか微笑んでいるようだった
僕も食べられるのかと思ったが空へ飛び立ちはるか彼方へと飛びたった
ほんの一瞬の出来事に訳がわからず
だが助かったのも僕が子供で食うに値しないとそう思った
そこで僕は意識が遠のいて倒れた