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突然の記憶に涙溢れた
父と母が殺されもうこの世には居ない
怒りや絶望が溢れ出てくる
すると突然彼女は僕を抱きしめ
「大丈夫ですよ、貴方には私が居ます」
「私は貴方を迎えにきたのです」
と言った
「どういうことですか?」
「少し私の話をしましょう」
彼女は僕を抱きしめながら話し始めた
「私がまだ精霊だった頃貴方のお母様と契約していました」
「お母様は精霊使いでかつてはお父様と二人で冒険者をしていました」
「そして私は風の大精霊でした、共に戦い魔族を倒したこともありました」
「ですが貴方を身籠ってからお母様は冒険者を引退し、貴方が産まれてからはとても大切に育てていました」
「それから六年が経った頃貴方も記憶で見ましたよね」
お父様を裏切った彼らが来る少し前私は近くに魔族の気配を感じお母様から離れ魔族の様子を見に行ったのです」
「幸い魔族はこちらに来る様子はなく急いでお母様のもとに戻った時にはお母様と貴方の姿はそこにはなかった」
「私は急いで探し回り気絶している貴方を見つけました、私が近づこうとしたその時悪魔ベアルとその配下が現れたのです」
「私一人ではなす術なく貴方は連れ去られてしまいました」
「本当にごめんなさい…」
彼女はとても哀しそうな顔をしていた
何故だろう今の彼女からはとても暖かくて何処か懐かしい温もりが感じられる
自然と僕の涙は止まっていた
自然と「ありがとう」という言葉が漏れ出た
彼女はとても嬉しそうに微笑んだ