王宮の広場に集まった人々は空席の王座を見つめていた。
王様が体調を崩しているという話はすでに街で噂になっていて、固唾を飲んで見守る人達が多い中、姿を現したのは王様ではなくリオネルだった。
ざわつく国民に向かってリオネルが口を開いた。
「王は一命を取り留めた!!」
割れんばかりの歓声があがる。
中には泣いて喜ぶ人の姿もあり、国民にとって“王様”という存在がどのようなものなのかがよく分かる。絶対的であり、セインテニアという国の象徴なのだ。
「しかし、意識は取り戻したが予断を許さない状況だ。そこで父に代わり私から話すべきことがある」
私とアッシュ、そしてウィリアムは、演説が終わり次第レトルアに帰れるように支度をし、王宮の広場に集まった人たちと同じようにリオネルの*******
************
*************************
************************
*********************
***********
************************
**************************
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!