あるところに五人の美しい娘がおりました。
そのもの達はある国の王妃候補
そのためみな姉妹で誰かが王妃となり
残った四人他国に嫁がなければならない。
そんな五人姉妹はある男に恋してしてしまいました。その男は容姿端麗、温厚篤実な男で王女を心から慕っておりました。五人姉妹皆彼を欲しいと思うあまり殺し合ってしまった。唯一残った王女でさえも、何者かに毒殺されてしまった。その事実を知った男は嘆き悲しみました。そして、そんな自分のせいで殺し合ってしまった、王女たちのためにこの国を守ると男は誓いました。王となった男は王女たちの墓にトリカブトとスノードロップの花を供え、王は満足そうに微笑みました。
「お姉様!!!」
「なぁに?ク・ロ・ユ・リ・ちゃん?」
「私のことはユリと呼べと言ったはずですが?」
「え〜でも〜あなたの名前はクロユリちゃんでしょ?王女が自分の名前を嫌がるなんて…この国をまとめることができるのかしら〜」
「…ちっ!」
ギリッ
「あれぇ?ホオズキお姉様とカルミアじゃないですか〜」
「あら、スイレン。どうしたのって、…あなたまた罪人の拷問したの?せっかくのドレスが血まみれよ?」
「ええ。やっぱり罪人の断末魔はいいわ〜❤️いい声で鳴いてくれるしぃ、地獄の奥底に突き落とされた顔をするんですよ〜もうその顔と声で私生きていけますね〜…お二人もやればいいのに〜」
「お断りします。スイレンお姉様。」
「そんな即答しなくていいじゃないの〜ところでお二人は何をしてらっしゃったんですか?」
「王宮内で散歩よ。それとカルミアが花を切ってる。」
「カルミア、花を切るの好きですもんね〜花を切るだけで何が楽しんだか。」
「…美しいものを自らの手で汚すのはみな楽しいものでしょう?」
「…まぁ、そうね。」
ジョキッ
パチン
コメント
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え〜まだクリスマスプレゼント完結していないのに新しい話を公開しちゃってすみません!本当はちゃんと完結してから新しいの書こうとしたんですけど、無理でした…クリスマスプレゼント待ってくれている人すみません!!!私は結構投稿不定期なのでご迷惑おかけしますが、見てやってくれるととても、嬉しいです!いいね押してくれた方本当にありがとう〜!おかげで元気出ます!これからも頑張って書くのでよかったら見て下さ〜い!