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目黒side
staff「…はいOKでーすお疲れ様でしたー」
「「お疲れ様でしたー」」
疲れたねーとか、放送楽しみーとか色々聞きながら楽屋に戻っていく。
新しい午後ティーのCMの撮影だった。
夏のCMでは中条あやみさんと共演して、Mrs. GREEN APPLEの「夏の影」をBGMに制作された。
いつかミセスの3人とテレビで共演できたらなぁと思ってた。
音楽番組では一緒になったことはあったが、個人ではまだなかった為、ちょっとした関わりが欲しかった。
そんな時にこの撮影のオファーが来た。
午後ティーのCMだからってのもあったし、Mrs. GREEN APPLEの皆さんも出演とあって、
これはチャンスだと感じた。
実際に、大森さんは演技が上手かった。
一応バンドのボーカルという立場で、演技をすることは本職ではない。
朝ドラにも出てたし、映画で菊池風磨とのW主演だって務めてた。
期待してなかった訳ではないけど、想像を超えてきた。
セリフは数行しかなかったけど、歌う時とは違う顔で、大森元貴を知らない人でも感情がリアルに伝わるものだった。
「この人俳優なれるのでは?」と思った。
実は、大森さんには憧れてた。
バンドと言ったらで名前が挙がるくらいのスターだし、個人での仕事も多忙だ。
なのに全然着飾ってない。
スターぶらない。
冗談でもそうしない、人柄がファンやテレビ業界からも気に入られているんだろう。
俺だって名前は徐々に知られてきて、今度カナダにも行くことになっている。
このご時世、何かやらかしたらすぐスキャンダルだ。スマホで一発。
だから気をつけてはいるんだけど、大森さんは自然と丁寧な仕草が出てくる。
そこはずっと見習ってる。
トントン
後ろから肩を叩かれた。
大「目黒君さ、この後空いてない?」
「あ、空いてますけど」
これはチャンス…!?
大「涼ちゃん若井と飲み行こうってなってんだけどさ。もし大丈夫なら一緒にどうかなって。ここで共演したのも何かの縁だし」
「是非!」
これは仲良くなれるかもしれん!
居酒屋
大「若井何頼む-?」
若「Snow Manの目黒蓮の前で酔った姿は見せられん…コーラで」
藤「そーだよ人気アイドルの前で若井が酔ったらシュラバだよシュラバ」
「笑笑、あじゃあ俺ビールで」
大「さすが晴れ風のアンバサダー務めてるだけありますね」
「いえいえ~」
グループの話とか、自分が出たドラマの話とか、仕事の話をしながらお酒を進めていった(若井を除く)。
藤「~~~g&2…xm#@※」
藤澤さんそろそろヤバいかも笑
若「あー涼ちゃん寝てるわ。元貴ごめん連れて帰る。お先失礼しまーす」
ブツブツ文句言いながら、藤澤さんを背負って出ていく。
大「すんません飲み行くとしょっちゅうこうで笑」
じゃあなんで誘ったんだ、というのは抑えて。
「そういうときって若井さんが連れて帰るんですか?」
大「若井はヤケクソんなった時しか呑まないんで大体そうっすね」
そう話す大森さんも若干目の端が赤くなってきてる。これって自分で帰れるのかな。
「大森さんは?」
大「僕はぁ…そんときによりますね。ほぼタクシーっすよ」
とはいえ流石にもう飲めないので、ちょこちょこおかずを食べながらゆっくり話す。
どっちが先にダウンするだろうか、と考えていると、話している内にあっちがうとうとし始めた。
「…帰りましょっか」
大「……はぃ」
すいません、と店員さんを呼び、お会計を済ませようとすると大森さんが財布を出しかけたので慌てて制止した。
「ここは払わせて下さい」
大「じゃあ頼むわ」
これヤバくないか?
……しょうがない
「乗ってください」
大「!?いやそんな悪いよ!」
家まで送ってあげようと思って、おんぶする体制をとったのだが。
「…いーから」
大「……」
あれこれ言いつつ素直ではある。
タクシーの運転手さんに行き先を伝え、大森さんは眠り、俺はしばらくスマホをいじる。
「………着きましたよー?」
大「ありがと…」
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