【死会ノ終宴】
※グロい表現使う
※キャラとの関わりがある(元CODE-ELの人達とが中心)
※通報しないでください
※ちょっと鬱かな、一気に幸せを壊す…
※苦手な方はスクロールしてください
CODE-ELの内部抗争が終わり、ひと時の和みが貴凛町に訪れる
今日も僕は瓜生くんの店を訪れた
奏)龍臣くん、今日も来たよ
瓜生)おぉ奏、よく来たな!
そしていつも通りメロンパンを箱で買う、子ども達のためにいつも箱で買っている
奏)じゃあ今日も二箱買うよ、
瓜生)子ども達にもよろしくな
笑顔の瓜生くんを見ていると、本当に平和なんだなと安心する
カリン)奏、よくそんなに買えるわね。よっぽどお気に入りなのね
奏)ここのメロンパンはみんな好きだからね、沢山買わないとすぐ無くなるよ
そしてメロンパンを受け取り、お金を渡して施設に帰ろうとした時
向こうの交差点にバースと智也、そして金鳳がいるのが見えた
奏)さとちゃん達だ!僕迎えに行ってくる、
瓜生)転けるなよー
そういい、僕は一旦手に持っていたメロンパンを店におき駆け出した
奏)さとちゃん!バースくん!智也ー!おーい
そして手をぶんぶん振りながら走った
最初に気づいたのは、案の定さとちゃんだった
金鳳)?、あ!奏さん!
それに続くように二人も気づく
バース)誰かと思えば北条か、
智也)相変わらずに元気があっていいな
僕を見つめる三人の表情は明るくて暖かく感じて、とても幸せだと思えた
でもそれもすぐに壊れた____
金鳳)奏さーん!お久しぶりです、
奏)まだ何云ってるか聞こえないよー!
そして僕が横断歩道を丁度わたっていたときだった、
この時、僕らの頭上にとあるものが倒れてきた
金鳳)そんなにはしゃいだら危ないですょ…__
ガシャンッッと、耳が痛くなるような音とともに、近くを通過してしていたトラックの二台から
大量の鉄骨の塊が雪崩のように落ちてきた
奏)は?____
ドシャッ… 僕の上に、何十キロもある鉄骨がいくつも転がってきた
金鳳)________え?____
バース)何が、起きた…
智也)今北条が下敷きに…!
瓜生)大変だカリン!すぐに救急車を!
カリン)わ、分かったわ!
静かだった周りが一気に騒がしくなっていく、鉄骨の下から赤色の水溜りのようなものが流れてくる
金鳳)奏さん?…何が、一体…
みんなが動くなか、金鳳は動かずにいた
辺り一体に鉄錆の匂いが広がり、ぐちゃりとした何かが潰れるような生々しい音がこだまする
鉄骨の隙間から出た腕がぴくびくと動いて、やがてその動きも完全に止まった
金鳳)手が、奏さんが…ぁ…________
そのショックから金鳳の意識はここで途切れた
暗い空間、そのにただ1人 北条奏は立っていた
「ここ、どこ…みんな?、僕は一体…」
声は響くものの、辺りには人がいないため返事がない
「誰かー?居ませんか…ここは何処?…」
訳もわからずぶらぶらとその場を進む
先に人がいるのが見えた
「よかった、誰か居たんだ…____」
でもその人をみて北条は驚いた
「え?、兄さん?どーしてここに、」
そこにはすでに亡くなった兄が居た、その兄の姿は自分が最後に見た時そのものだった
全身の傷は痛々しく、ところどころの肉が削られている…だがあの時よりも実体としてはしっかりとしていた
そんな兄が自分に対し手を差し出してこう云った
『 お 疲 れ 様 』
「(あー、そっか僕、もう終わったのか )」
そして何故か心のどこかで安心する自分が居たことに、北条はちょっとした疑問はあったが
もう全て終わりなのだからと、全てを無として捉えた
『 行 こ っ か 』
「…うん」
コメント
5件
辛いなぁ…でも圭一に会いたかったんだね🥺 私、みんなの分まで生きるから、もうしばらく待ってて。
奏さんッ...🥺 天国でお兄さんとお幸せにッ