メンバーに秘密を明かしたことで、二人の関係は少しずつ変わり始めた。
楽屋でも以前より自然に言葉を交わし、変に距離を取る必要がなくなったことで、気持ちに余裕が生まれた。
「お前ら、なんか前より楽しそうだな」
ある日、リハーサルの合間に翔太がそう言いながら俺とふっかを眺める。
「そりゃあな、隠す必要なくなったしな」
ふっかが肩をすくめる。
「まあでも、世間にはまだバレちゃダメだろ?」
阿部ちゃんに冷静な指摘をされ、俺らは苦笑いした。
「もちろん。メンバー以外には内緒だ」
そう言いながらも、どこか安心感が漂っていた。
しかし、すべてが順調だったわけではない。
「今日のインタビュー、気をつけろよ」
舘さんが小声で二人に忠告する。
雑誌やテレビのインタビューでは、普段通りの振る舞いが求められる。
仲の良さが目立ちすぎるのも問題になりかねない。
「分かってるよ」
俺は静かに答えた。
ふっかも、以前よりも慎重に行動するようになった。
「でも……こうやって、お前らが知ってくれてるだけで、だいぶ気持ちが楽になった」
そう言いながら、ふっかはメンバーたちを見渡す。
「俺らはチームだしな」
佐久間の言葉に、目黒や向井も頷いた。
「何があっても、お前らの味方だから」
メンバーの支えを受けながら、俺とふっかは新たな関係を築いていった。
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