テラーノベル
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あべなべ
阿部→「」
渡辺→『』
阿部side
今日仕事を終わらせて帰ったらやっと翔太と触れあえる。いやまあ厳密に言うとずっと触れあってはいたけどお預け状態長すぎて…もう、しんどい
「…ぁー、帰りてえ…」
【珍し、どうしたの?】
「あ、ひかる」
YouTube撮影前に誰も居ないと思って唸ってたら照にバレちゃった。まあ言うほど深刻な事じゃないし誤魔化せばいっか
「んーん、何でもない」
【…ほんとに?】
「ほんとほんと」
【何か悩んでるとかじゃなくて?】
優しいなぁ。その優しさに返す言葉がセックスのせいでこうなってます。だなんて、こんな、こんな理由説明出来ないよ…
「ほんとに大丈夫だから!笑」
【…なら良いんだけど】
「また今度説明するよ、ほとぼりが冷めたくらいにね」
【やっぱ何かあるんじゃん笑】
言えないよ、セックスのせいで(以下略)。他の人には悟られないようにいつも通り仕事をして、帰宅しようと荷物をまとめるとまた声を掛けられた
【気を付けて帰れよ、今日お前変だったから】
やっぱ変だったかぁ、難しいな隠しきるのは。まあでも照だから気付いたんだろうし他の人にはバレてないだろうし。しー、と人差し指を口元に当てて彼に目を向ける
「大丈夫、ただ翔太不足なだけだから」
【…?】
あ、言っちゃった。まあこの言い方ならコンプラ引っ掛かってないだろうしいいや。照はよくわかんないって顔をしていたからメールで今の状況を送った。めちゃくちゃ笑われた
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渡辺side
「ただいま~」
『……』
「…あれ?」
今日俺はオフで阿部ちゃんは仕事で。帰ってくるまでに風呂入って自分の事色々用意して待ってたわけだけど、風呂であんなことやそんなことしてるともうなんか耐えらんなくなってきちゃって。いや耐えたけどぶっちゃけ今すぐ襲って欲しい。でもお腹空いてるだろうし、とか思っていたらふわっと大好きな香りに包まれた
「ただいま、はいおかえりは?」
『…お、かえり、』
「ん、ただいま!」
あーれぇ、こんななってんの俺だけ?恥ず。いやまあ、仕事帰りだしそんなことばっか考えてらんねーわな
『…飯、作ったけど食う?』
「え!!嬉しい、食べたい!」
『んじゃ…』
「…けど、今日は、」
『…え?』
「今日は先に翔太喰ってもいい?」
ぎゅ、と抱き締められて耳元に寄せられた唇から紡がれる言葉に考える間もなく頷いていた
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阿部side
寝室に移動しようかと思ったけれど翔太が待てないって言うからリビングのソファでそのまま始めちゃった。いつもより明るい部屋に居ることもあって彼の顔がよく見える
『…っあべちゃ、ん』
昨日までの流れを復習するように、軽いキスをして、彼の身体に触れるだけ触れて。気持ちいいところはまだ触らない、ゆっくりじっくり、甘く溶かしていく
『…あべちゃん、』
「ん?」
『も、触ってよ、』
「触ってるじゃん」
『そうじゃなくて、、…じゃあ俺がやる』
意地悪してみたらひっくり返された。翔太ってこんな力強かったっけ?数日前よりも少しだけ上手くなったキスを落とされて、彼の手が俺のズボンのふちにかけられる
『脱がせていい?』
「ん、いいよ」
彼が俺のズボンを脱がしている間に俺も彼の服に手を掛けて脱がせる。慣れの問題なのか知らないけど俺の方が脱がすの早くてちょっと吃驚したような顔をしてた
『えっ早…』
「翔太いっつも脱がせてーって言うから」
『…うっさい』
やっと俺のズボンが降ろされて露出した肌と肌がぶつかる。昨日と同じように彼の手が伸びてきて、少しだけ俺のものを扱いたあと俺の上に跨がってきた
『…挿れていい?』
「え、もういけるの、?」
『風呂で解したから…ね、いいでしょ』
「翔太がいいならいいけど…」
俺の返答に満足そうに口角を上げたかと思うとゆっくり腰を下ろし始める。確かに俺のものを飲み込んでいく彼の孔は十分すぎるほどに柔らかかった
「ん…はぁ、ほんとだ、ちゃんと解れてる」
『…でしょ、いつもしてもらってるの、思い出しながらやった、』
「え、何それ可愛い」
最後まで入りきれば彼の中が媚びるように吸い付いてくる。相当我慢してたんだろうなってのがこれだけでもわかる
「ぁ”ー…これから30分動いちゃだめなんでしょ?」
『え…無理だろ拷問じゃん、』
ほっといたら動いちゃいそうだったから俺の首に腕を回させて手を使えないようにする。そのまま何回もキスしたり、俺だけまあちょっと色んなとこ触らせてもらったりしてると苦悩の30分が過ぎ去った
『30分きた、?』
「きたきた」
『動いていい?』
「ダメ、俺が動く」
今日はもう主導権は握らせない。最初ひっくり返されたのをさらにひっくり返して今度は俺が上。その弾みで俺のをぐっぽり咥え込んじゃったみたいで翔太からは矯声が上がり続けていた
『わ、何…?…っあ”?!♡ぉ”、待って、俺…♡』
「…一回黙って」
彼の牽制なんて聞く気も無かったけれど多分止めてとか嫌だとか言葉にされたら俺は止まってしまうと思ったから。息をする間もないほどの深い口付けを何度も交わして、ようやっと動き出す
「…やば、ぁ、すぐイキそ…♡」
『…っ♡ぁ、ごめ、なん…か、♡』
止まることを知らない中の痙攣に一抹の恐怖を覚えているのか彼の手がシーツを強く掴んでいるのが見えた。その手を上から軽く握って絡めとって、手の甲へ口付けをして
「大丈夫、気持ちいいのは翔太がおかしくなったんじゃないよ」
『…っん、く、ぅ…♡ぁ、待ってあえちゃ、…♡』
「今夜はいっぱい楽しもーね?♡」
コメント
2件
完結したんかな…