※フライギ、政治的意図はない
紳士淑女、そしてその他の総ての皆様、こんにちは。イギリスです。
本日は休日ということで、本を読むことにします。
私にとって読書は至福の時間です。
とても興味深く、面白いものです。
そのように一日を過ごそうとした矢先、
(ピンポーン)
いつものアレが来ました。
「イギリス?いる?」
無視したらどうなるのでしょうか。
「ねぇ、いるよね?気配で分かるよ?入れて?ここ寒いんだけど?」
少し寒気がしたような気がします。
…しかし五月蝿いです。
仕方ないですね…開けますか
「おーい人を見殺しにする気?うわー紳士なのに残酷だね。いや元から紳士でもないか。それはかわいs」
(ドアが開く)
『五月蝿いですね…上がってください』
「早く上げてよね~今までで一番遅かったんじゃない?」
『はいはい…早くその口が塞がると良いですね』
『それで?今日は何をしに来たのですか』
「暇だから来た」
『家で絵でも描いていたらどうですか…』
「今日は気分じゃない。いさせろ」
『何目線ですよ…まぁ私の邪魔をしなければ良いです』
「あざす」
どうしようもないですねこの人…しかし仕方ありません。本を読みましょう。
(イギリスがリビングのソファーに座り、机に置いてあった本を読み始める)
私は普段小説からビジネス本まで様々なジャンルの本を読むのですが、本日は我らの偉大なるハルフォード・ジョン・マッキンダーさんの「デモクラシーの理想と現実」を読みます。
マッキンダーさんは今日、世界緊張が高まる中で注目されている「地政学」の祖と言われているイギリスの地理学者兼下院議員です。
(フランスがイギリスの向かいの椅子にゆっくり座り、ポケットから小さいメモ帳とペンを取り出す)
私はマッキンダーさんがこの著作を発表した1919年に一度読んでいるのですが、あの頃のように地政学の重要性が高まってきていますので、復習がてらもう一度読もうと思います。
私は果たしてどこまで覚えているのでしょうね。
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