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わあ…めっちゃゾワッとした😳✨「おあいこさま」まではスカッとしたのに、最後の「人を呪うのって楽しいね」からの「ありがとう」で一気に空気変わったね。ブキミくん、優しいだけじゃなくてちゃんと“ブキミ”だった…!このギャップがたまらないし、続きがすごく気になる…!
私、林真萌梨は昔からからかわれやすい。特に同じクラスの吉田くんは、私の名前をわざとまりもと呼び、ノートを奪っていく。
「まりも、ノート早く貸せよ!」
断りきれず「わか……」と言いかけたその時、隣の席の黒武樹未くんが口を開いた。
「やめなよ」
通称ブキミくん。成績優秀でかっこいいけど、趣味は呪いの研究という変わり者。
「ノートを取らない自分が悪いのに、林さんを責めるのは違うんじゃないかな」
ブキミくんの冷たい視線に、吉田くんは「関係ねーだろ!」と吐き捨てて席に戻った。
「あの……ありがとう」
「困ったことがあったら、いつでも言って」
彼が浮かべた微笑みに、私は不覚にもドキッとした。
けれど放課後、事件は起きた。
吉田くんが私の机から無理やりノートを奪い、カバンに詰め込んで逃げてしまったのだ。断れなかった情けなさと悔しさで、私は教室で涙をこぼした。
「……ひどい」
「どうしたの?」
いつの間にか背後にブキミくんが立っていた。事情を話すと、彼の瞳から温度が消えていく。
「吉田くんには罰が必要だね。……一緒に呪おうか」
彼は黒い手帳を取り出し、私の手を握った。
「僕の呪いは、相手がした意地悪の分だけ、お返しをする。どう?」
呪いは怖い。だけど、仕返しがしたい。気づけば私は力強く頷いていた。
【ひとつ、ふたつ、みっつ、痛みを受けた分だけ、お返ししよう】
ブキミくんの声が教室に響く。まるで歌を口ずさんでいるみたいだった。
「これで、おあいこさまだよ」
翌日、一時間目が始まると吉田くんが悲鳴を上げた。
「書けない!」
彼が鉛筆を動かしても、紙には一文字も跡がつかない。
「本当だって! 見てくれよ!」
「吉田、なんで林のノートを持ってるんだ?」
「あ……」
吉田くんのカバンから私のノートが見つかり、彼は先生に厳しく叱られた。そして、今日の午後にあるテストも吉田くんは白紙になるだろう。
私は心の底からスカッとした。
「ブキミくん、ありが……」
隣の席に座っているブキミくんにお礼を言おうとして、私は息をのんだ。
彼はとても嬉しそうにうっとりとした表情で吉田くんを見つめている。
「ああ……やっぱり人を呪うのって楽しいね」
その言葉にぞわりとする。そして、彼は横目で私を見るといつも通りの優しい笑みで言った。
「ありがとう、林さん」