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桃side
確かに青はマフィアの素質があった。でも、弱点もある。青は頭が相当いいのだろう。俺がこの年齢で考え出したこともあるのに、青はそれを簡単にやってのけてしまう。だが、それ相当の集中力が必要だ。確かに目の前の敵に集中するのもいい。だが、不良共の喧嘩じゃないから相手が手加減なんかするわけがない。人間はどうしても勝てない相手を大勢で叩き潰してくる。1対1なんて、そうそう俺等にはないだろう。青はそれが課題になってくるかもな。もっと、広い視野を持たせたい。だが、どんな訓練が必要だろう。青が楽しくできて、成長できて…「桃くん。前はちゃんと見て歩かないと。」「紫ーくん…」「なにか困りごと?」「ん〜…青のことなんだけどさぁ、…」「うーん、なるほどねぇ。青ちゃん、言えば普通に日常に取り入れると思うけどねぇ…」「それだと青に負担がかかると思ってるんだよ。何でも言うこと聞くからさ…どうしてもできないことってやっぱり俺等もあるじゃん…。でも青はなんつーかさぁ…それをやってみようって極端になって、その他のこと全部投げ出すから生活がおかしくなると思うんだ。」「確かに…」俺はいつも何をしてた…?爺ちゃんにやらされてたこと…。鬼ごっこ…。鬼ごっこだ!「紫ーくん、鬼ごっこやんない?青が体調治ったら。」「鬼ごっこ?いいけど…」これで青を鍛えてみせる。あくまで遊びと見せかけて、しっかりと訓練してる。この方法を試してみよう。ちゃんと、障害物も用意して…後は隠れられるとこ。なかなか見つけられないところがいいな。俺等も第五感を鍛えることができる。でも、流石に鼻はきついな…。同じ柔軟剤だからな。まぁ、それはいいだろう。ルールはどうするかな…。鬼ごっことルールは似ている。で、10分間動き続ける。で、5分休憩を挟んでまた動く。ん〜…このくらいのほうがいいな。よし、オッケー。後は、青が回復してること、だな。