Paradox Live
大画面に映し出された文字
それを見て周りにいた人達は騒いでいた
「うるさ、」
「はぁ,」
でも今から会う人は
悪漢奴等のリーダー”翠石 依織”
あの人は絡み方がうざい。
でも人はいい
「おぉ〇〇待っとったで〜」
「今日もべっぴんさんやな〜」
「それはどうも、」
「冷たいな〜」
「そんな所も可愛いで〜」
「そんな事より早く本題。」
「あ〜そやな」
「今日はキャバクラの掃除をして欲しいんや」
「まぁそれなら」
「それは良かった〜」
「それじゃあ夜まで時間があるからゆっくりしいや〜」
語尾に伸ばし棒が着いたような話し方…
なんだなんだよこの人
夜まで時間がある、
スラム街でも散歩しようかな、
スラム街と言ったら危険なイメージがある
周りの人間にも危険と言われた
だけど私はスラム街の雰囲気が少し好きだ。
勿論変な奴も沢山いる
別に教わった訳じゃないけど
喧嘩は強い方。
ナンパじゃなくてだる絡みしてきて無理やり連れてかれそうになった時は殴ったりしちゃう。
でも本当はちょっぴり怖い。
でも怖がってるところは見せちゃダメ。
なめられるから。
なんか体が重だるい、
大丈夫、
朝は元気だったんだから…
「でも、そろそろやばいかも……」
「あ、無理だわ、、これ」
バタッ
「おい、大丈夫かよおい!しっかりしろ」
誰だろ
でも顔見る元気ない、、、、、、
目を開けると知らない天井が見えた
「ここ、どこだ….」
ゲホゲホ
「あ、目覚めた」
「勝手に連れてきた悪いな」
「あ、俺は那由汰」
「なゆ、た?」
「あ、私は〇〇だ、」
「おお」
「あ、〇〇熱測れ 」
「ん、」
ピピピ ピピピ
「え」
「は?え?」
体温計は39.8度だった
それはちゃんと話せない訳だ…
頭も痛いし
「39度、、」
「寝とけ」
「え、あぁいいよ流石に」
「見知らぬ女を家に寝かせとくなんて」
「気持ちだk…」
「バカか」
「そんな状態で歩いたらしぬから、」
「ここで大人しくしとけ」
「わかった…」
那由汰の言う通り歩いたら確実にまた倒れるし息が苦しいからしぬかもな
だったらここは甘えてしまおう。
よく寝れた。
「んー、、、」
「あとさ」
「もうすぐで兄貴帰ってくるからさ」
「俺からちゃんと説明しとくから」
「もう1回熱計って寝ときな?」
「うん」
「ありがとう」
「おう」
「あとさ、我儘言うの申し訳ないんだけど」
「どうした?」
「なんか飲み物ないかな」
「なかったら全然大丈夫!」
「あぁ、飲み物だったら水さっき買ってきた」
「え、あぁじゃあ貰う、、」
「おう、〇〇のために買ってきたんだから」
「飲みな〜」
「うん、ありがと」
喉を通った水がチクチク痛い。
でもすごくおいしい
「美味しい….」
「それは良かったな…」
ガチャ
「あ、」
「?」
「おかえり珂波汰」
「おう」
「ん?」
「誰の靴だ」
「あぁ実は___」
そう言って那由汰は事情を説明した
珂波汰って言うお兄さんはちょっと不機嫌そうだったけど了承はしてくれた
ついでに私に熱がある事を話すともう少し
ここにいていいことになった。
「良かったな〇〇」
「うん、でも迷惑じゃないのかよ」
「大丈夫だって」
「とりあえず熱もう1回計ったら寝てろって」
「うん」
ピピピ ピピピ
「うーん」
熱は39.2度下がったけどまだ熱は結構ある
「もう少し寝とけ」
「あ、ちょっと待っとけ」
そう言って那由汰は何処かに出かけてしまった
「寝とくか……」
やだ!行かないで
お願い、
ごめんなさいこんな子で
私を置いていかないで!
お母さん….
行かないでよ….
出来損ないって言わないで
ちゃんとするから!置いていかないで…
「あんたなんて産まなければよかった」
「殺してあげるよ」
「出来損ないの子」
「こんな子いらないから」
「あんたのお母さんじゃないから、お母さんって呼ばないで」
「もういい殺してやる」
包丁を持つ
「さよなら」
「!?!?!」
「ちょ、〇〇大丈夫かよ」
「すげぇうなされてた」
自分が汗をかいてるのがすぐにわかった
「う、ん」
「ちょっと夢を見ててさ」
「へ〜」
「聞く?」
「いいの?」
「うん」
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