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バレンタイン当日
女子達)目黒君〜!
〇〇)うわっ、朝からすごいな…
相変わらず目黒君は朝から女子たちに追いかけられていた。
校舎内に入ると目黒君の下駄箱やロッカーだけに人がめちゃくちゃ群がっている。
〇〇)優奈渡せたのかなぁ。
教室に入ると優奈が机に突っ伏していた。
〇〇)優奈、まだ渡せてないの?
優奈)んー、まぁね。流石にあのようキャの中に入って行く勇気はない…
〇〇)まぁ、放課後頑張りなね?はい、友チョコ。
優奈)はい、チョコね。買ったので悪いけど
〇〇)私も昨日の夜、徹夜で作ったチョコで悪いけど。
優奈)それはちょっと嫌だな、
〇〇)ふざけんな
優奈)笑
するとその時教室の真ん中から女子たちの賑やかな声が聞こえてきた。
女子1)えっ、かなちゃん放課後目黒君を呼び出したの?
かな)しーっ!声が大きいよ、
女子2)かなちゃんなら美人だから絶対成功するよ!
かな)そんなことないって…!//
〇〇)かなちゃん、美人だし成功すると良いねー、
優奈)…まぁ、成功しないだろうね、
〇〇)なんか言った?
優奈)いや、別に?
今日も阿部先生は来なかった。だから今日こそ阿部先生の家を訪ねてチョコを渡す。
紙袋に入っている1番上等の袋に入った、1番形の綺麗なチョコ。
〇〇)あと、私も目黒君に渡そうと思ってるんだー
優奈)え、なんで?
〇〇)んー、最近ちょっと喋ってるからさ。友チョコ的な?
優奈)目黒君に友チョコで渡せるの羨ましいわー
〇〇)まぁ、義理チョコだけどね笑
優奈)(目黒君喜ぶだろうなぁ)
放課後
〇〇)(えっと、目黒君の下駄箱…)
〇〇)(あ、あれか…わかりやす…)
目黒君の下駄箱には賑やかな女子のグループが集まっている。
〇〇)(優奈の言う通りあの陽キャの中に入るのは嫌だな…)
〇〇)あのー、すいませーん…
謝りながら、女子達の間をすり抜けて目黒君のロッカーにチョコを入れる。
そそくさと場を後にしようとするとグループのリーダーみたいな金髪の女子が私を呼び止めた。
女子3)ねぇ、あなた最近目黒君にベタベタしてる6組の〇〇さんよね?
〇〇)え、まぁたまに喋ってはいますけど…
女子3)うざいんだけど、まじ消えてくんない?
女子4)そうだよ、目黒君嫌がってるのわかんないの?
〇〇)え、目黒君嫌がってるの、、?
女子5)そうだよ、ファンクラブ内でもお前の存在騒がれてるんだよ。
女子6)こんなチョコいらないでしょ?ほら、ここで捨てちゃおうかなー?
〇〇)え?やめてよ⁉︎頑張って作ったのに!
どさっ
チョコがゴミ箱に捨てられていく。
女子3)こんなことされたくなかったら、もう二度と目黒君に近づかないでね?
〇〇)うっ、ぐすっ…((泣
目黒)なぁ、お前ら何してんの?
女子達)きゃ〜!//目黒君、、!
女子3)いつからいたのぉ?いたなら言ってくれれば良かったのにぃ〜
目黒)お前らが〇〇のチョコを奪ったとこから。
女子5)べ,別に奪ってないよ?〇〇ちゃんのチョコが可愛かったからさ?見てただけだよねー?ね、〇〇ちゃん?
女子5ちゃんにめちゃくちゃ睨みつけられる。
目黒)え?じゃあこれは?
そう言って目黒君が掲げたスマホには女子たちが私のチョコを捨てる動画が写っていた。
女子3)っ…!いつのまに、、
すると目黒君が屈んでゴミ箱を漁り出した。
私たちがあっけに取られてみていると、目黒君が私の捨てられたチョコを取り出してそのまま自分の口に入れた。
〇〇)えっ…!目黒君ダメだよ!吐き出して!
しかし目黒君はまるで聞こえてないかのようにゆっくり味わっている。
目黒)うん、美味しい
女子4)…そんなの美味しいわけないじゃん!目黒君お世辞言わなくて良いんだよ?こんな女に付きまとわれて迷惑でしょ?
その言葉に目黒君がピクリと反応した。
気づかないうちに周りには大勢の生徒が周りにいてこの様子を見物していた。
目黒)は?お前何言ってんの?ふざけんなよ。
自分が好きになってもらえないからって俺の好きな人をいじめんなよ!
〇〇)…え?
生徒たちから感嘆の声が上がった。
優奈と目があった。彼女は全てを悟っていたかのように私の目を見ていた。
女子1)っ…!もう良いよ行こ!
女子達は慌てて見物客を押し除けて出ていってしまった。
先生)おい、何事だ⁉︎
慌てて群がっていた生徒たちが散っていく。
目黒)大丈夫だった?〇〇?
〇〇)あ,ありがと、、//すごく助かった、、
目黒)大丈夫?顔赤いけど
〇〇)え、いやいや。大丈夫だから!//
私は慌てて目黒君から離れる。
〇〇)(何これ。胸がドキドキする、、今まで目黒君意識したことなかったのに、)
〇〇)て、ていうかさ、目黒君かなちゃんによばれてるんじゃないの?行かなくて大丈夫?
目黒)あー、あれね、まぁ今はあれより〇〇の方が大切だったから。
〇〇)っ…!//
こんな言葉一つ一つにも胸がドキドキしてしまう。
目黒)これさ、俺のために作ってくれたんでしょ?
目黒くんが片手に持っているのは捨てられてくしゃくしゃになった袋だった。
〇〇)あ、、まぁね。いつもたまに喋ってるし
目黒)偶然だね。俺もおんなじことしようとしてた。
〇〇)え?
目黒君が手に持っていたのは綺麗にラッピングされた袋で中にはチョコレートが入っている。
目黒)さっき言った通りこれが俺の気持ちだから。受け取って?
〇〇の顔が真っ赤に染まる。
〇〇)わ、私こう言うのされたことなくて、、//なんて答えたら良いか…
目黒)〇〇が俺に興味ないのはわかってる。だから、ゆっくり考えて?それまで俺はアプローチし続けるから。
〇〇)うん、わかった。ありがとう!目黒君!
目黒君は走って行く〇〇を寂しそうに見つめた。
優奈)目黒君!
目黒)えっ?
優奈)あの、これチョコなんだけど受け取って欲しい…//
目黒)ありがとう。いつも〇〇とよく喋ってる子だよね?
優奈)え?知ってたの?私のこと。
目黒)去年もチョコくれてたよね?
優奈)ぇ、ちゃんと見ててくれたんだ…//捨てたと思ってた。
目黒)そんなわけないじゃん。おいしかったよ!ありがと。じゃあ、俺呼ばれてるから。じゃあね。
優奈)あ、うん。ばいばい、、
優奈)(やばい目黒君と話せた…!しかも私のこと覚えててくれた…!やばい、、最高すぎる!)
まだまだ目黒君にハマりそうな優奈でした。
一方その頃、
かな)目黒君全然来ないんだけど…
かな)私嫌われてるのかな…
かな)めぐろくぅぅぅぅぅん!
終わり!
次回、今度こそ先生の部屋で…!
ごめん、長すぎて阿部先生のとこ出せなかった。明日出します。
書いてて普通にめめのとこきゅんきゅんしたんだけども⁉︎やばい…めめ担になりそう