紅林「ビールでいいか?」
久我「、、、おう。」
気まずい。気まずすぎる。
断れないまま居酒屋までのこのこついてきてしまったが、共通の話題なんてほとんどないし、なんでいきなり一緒に飲みに行こうと誘われたのか全く理解ができない。
ジョッキを握る手からツマミを口に運ぶ姿までなぜか視線が奪われてしまう。
紅林はしばらく他愛のない世間話をしていたが、俺は顔が赤くならないように必死で適当な相槌しか返せなかった。
これはもう俺から切り出すしかないのだろうか。
久我「、、、なぁ紅林。」
紅林「んーー?」
この間あんなことがあったばかりにしてはえらく気の抜けた返事である。
こいつはなんとも思っていないのだろうか?
紅林は顔がいいし強えし優しいから女にモテるだろう。
彼女が絶えなそうな紅林のことだ、他人とセックスすることなんてよくある話なのかもしれない。
そう思うといちいち振り回されている自分になんとなく腹が立ってぶっきらぼうに聞いた。
久我「なんでわざわざ俺なんかを飯に誘ったんだよ」
紅林「なんでって、そりゃあお前と話がしたかったからに決まってるだろ」
久我「っはあ!?///」
思わず大きい声が出てしまった。 いや、こいつはきっと人たらしなんだ。
舞い上がってるのは俺だけ、俺だけだから、、、と必死に顔の火照りを鎮めようとして顔を上げるとなんと紅林も顔を真っ赤にして俯いていた。
紅林「お前がオメガなのは気づいていたのにずっと知らないふりをしてたんだ。お前はきっと俺がアルファだって気づいてなくて、もし知ったら距離を置かれると思っちまったから。あの時はいきなりあんなことしちまって本当に悪かったと思ってる。あの状態のお前を放って置けなかったし、他の誰かにヤられたらとおもったら理性とんじまって、、、」
紅林「好きだ、久我。俺と付き合ってくれねぇか」
真剣な目でまっすぐ見つめられて頭が回らなくなってしまったみたいに心臓だけがうるさい。
咄嗟に言葉が出てこなくてただコクリと頷くことしかできなかったが、テーブルの上で固まってしまった俺の手を紅林は優しく握った。
ドクン…ドクン ドクンッ
全身が熱くなるような感覚。まずい、抑制剤切れちまったっ、、、///
紅林もそれにすぐ気づいたようでさっと会計を済ませて俺を店の外に連れ出した。
俺の手を引いて真っ暗な路地裏を足早に進む紅林。
俺の家とは反対方向にズンズン歩いていく。
紅林「なぁ久我、はじめてはあんなんになっちまったから、もう一回やり直させてほしい。」
久我「、、、うん。俺もお前に、、、抱かれたい///」
呟くように喉から搾り出した声だったが、紅林はちゃんと聞き取ってくれたようで、紅林は返事でもするかのようにぎゅうっと力強く俺の手を握った。
…
そのまま足早に歩くこと数分、黒焉街を抜けた先のラブホについた。
黒焉街だと組の人間や知り合いに会うかもしれないと思って避けてくれたのだろうか。
その何気ない優しさに下腹部がキュンと疼いた。
個室に入った途端緊張が解けちまったようで一気に息が荒くなる。
力が抜けてその場に座り込んでしまいそうになった俺を紅林はひょいと抱えて優しくベッドの上に下ろした。
そのまま優しく髪を解かれ、押し倒されてキスされる。
チュッと触れるだけのキスなのにたまらなく興奮してしまう。
紅林から目が離せない。
とろけそうなほど甘いフェロモンにしだいにこいつのこと以外何も考えられなくなっていく。
紅林「わりぃ、我慢できそうにねえっ♡久我っ…痛かったらすぐ言ってくれっ」
久我「う、ん// でも、ッヒート中だから痛くねぇ、ぞ?♡」
間接照明のせいで紅林の表情よく見えないが、握った手に力が籠ったのが分かる。
俺にまた手酷くしてしまわないように必死にこらえている姿が愛らしくてたまらない。
チュッ♡レロッ♡クチュッ♡レロレロッ♡
今度は深いキスだ♡
口が塞がれて息もできないのにそれすら幸せに思えてしまう♡♡
その間に紅林は手際良く俺の服を脱がせていく。
やっぱり経験豊富なのだろうが、女相手に同じことをしていたであろうことへの嫉妬心を燃やせるほど頭は回っていなかった。
ニュチッ♡グチュッ♡クチュクチュッ♡
久我「んっ♡んあっ♡ な、んで、ゆびっ」
紅林「言ったろ?♡今日は優しくするって」
久我「ッでもっ!♡ おれもう、我慢できなっ…!」
紅林「あーもう、 せっかく我慢してたのによっ!」
紅林は歯でコンドームの袋を勢いよく破いて自身のモノに装着した。
XLサイズのゴムにも関わらず破けそうなほどキツいように見える 。
ずっと欲求不満だった体にこのでかいのがねじ込まれることを想像しただけで奥が疼いてイっちまいそうだ♡
ズチュウウッッッ♡ズッッ♡グチュッ♡プチュウッ♡
久我「んっぐ♡んぅう♡うぅっ♡っはいってるぅ♡」
紅林「っ久我!ちょっと力抜けっ///」
久我「んあ“っ♡そんな、の♡できないっ♡」
意識すればするほどぎゅうぎゅう締め付けちまう♡
ナカがクソでけぇのでいっぱいだ♡ だめだ、 これ気持ち良すぎるっ♡
バチュッ♡グチュグチュ♡バチュッッ♡バチュンッッ♡
久我「んあ”っ♡ はっあぁ“♡くればや”し♡もう、でちゃあっ♡」
紅林「久我っ♡俺も、っやべえ♡ くっそ締めすぎだっ♡」
バチュッッ♡バチュッッ♡バチュッッ♡バチュッッ♡ゴチュンッ♡♡
久我「ん“んっぁ♡あ”っ♡あ“っう ♡いっぐぅう♡♡」
ビュルルルルルルッッ♡ ビクッッ♡ビクンッ♡ビクンッ♡ ギュウウウウウウッッ♡♡♡♡
紅林「うっ♡はっ♡うあっ♡やっべぇ、俺もでるっっ♡」
バチュッ♡バチュンッッ♡ゴチュンッッッ♡♡♡♡
ビュルルルルルルルッッッ♡♡♡♡ビュクッッッ♡ビュウッッ♡♡
久我「あ“っ♡あ”っ♡ぅあ“ーーーっっっ♡」
ビクビクッッ♡
快楽を受け止めきれずに紅林にしがみついてだいしゅきホールドしちまう♡
ナカで紅林のが激しく痙攣している♡
ゴム越しなのにすげぇ量出されたのわかっちまうし、紅林も俺で気持ちよくなってくれてて嬉しい♡♡
もっと、もっとしてほしい♡
紅林「フゥーーッッ♡フゥーッッ♡」
久我「んぅ♡はあっ♡くれ、ばやし?♡」
紅林は俺と繋いでいた手が離して俺の腰をガッチリと掴んだ。
紅林は獲物を見るように、すわった目で俺をみつめた。
長いので一旦ここまで
第4話に続きます。
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