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わーい
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コメント
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ああ、このお話、すごく素敵な気持ちになりました…!千歳さんが「なんで和泉くんはいつもおいしいって食べてくれるんだろう」って思ってた理由が、まさかおばあちゃんの料理のルーツと一緒だったなんて。上島紗絵さんの本が巡り巡って和泉くんの実家に届いてたっていう偶然、運命みたいで胸が熱くなりました。千歳さんが「そりゃ和泉も馴染みやすいよな…」って納得するラスト、すごく温かい気持ちになれました。素敵なお話をありがとうございます🤍
最近、飯を食べてる和泉を見ながら考えてる。こいつ、なんでワシの作ったもの、何でもおいしいって食べるんだろう?
最初は気を使ってるんだと思ってたけど、心からおいしいと思ってる、というのはこれまでの付き合いでわかった。でも、料理の仕方っていろいろあるし、全部が全部和泉の好みだっていうのも不思議だな、と思う。
そして、その謎が、ある日急に解けた。
和泉が、またLINEのビデオ通話でお祖母さんと面会してて。お祖母さんと、料理の話になっていた。
「おばあちゃんっていろいろ作ってくれたなと思うけど、どこかで料理とか習ったの?」
「ぜーんぜんよー、子供の頃に古本の料理本たくさんと料理のコツが書いてある帳面もらって、そればっかり参考にしてたわねえ」
「へー、それがおばあちゃんの料理の教科書?」
「そうねえ、結婚前後はその本と首っ引きで料理覚えたわ。覚えてからもずっと参考にして。その本持ってたの、上島紗絵さんっていうみたいなんだけど、その人に感謝しなくちゃ」
えええ!?
た、確かに上島紗絵は、自由になる少ない金から料理本買うの好きだったし、人に取られないように名前書いてたし、特に大事なコツは自分でノートにまとめてた! それを、実家から逃げて飲食店で住み込み手伝いしてたときも大事に持ってた! なんなら増やしてた! 実家に連れ戻されるときに、働いてた飲食店に置いてきちゃったけど……。
働いてた飲食店、神奈川だ。え、それが捨てられずに、巡り巡って、和泉のお祖母さんの教科書になってた!?
和泉もびっくりしたみたいで、目を見開いた。
「え、上島紗絵さん!?」
「あら、どうしたの?」
「え、えっとその」
和泉はどう言っていいかわからないようだ。ちらっとワシを見た。ワシは頷いた。
『ワシの中の上島紗絵のだ、その本たち』
和泉は、礼を言うように頷き、またお祖母さんの映る画面を見た。
「あ、あの、どこから話していいかわからないんだけどね、その上島紗絵さん、千歳に縁があるんだ」
「え!?」
「あの、千歳は霊能力者で、他の霊からいろいろ教わることがあるんだけど、千歳が料理教わったようなものなのが上島紗絵さんの霊で」
「そうなの!?」
「今、千歳が、おばあちゃんの持ってた本、千歳の知ってる上島紗絵さんのだって言ってて」
「じゃあ、豊ちゃんは、私と同じ人に教わった人のご飯を毎日食べてるってことなの?」
「そうだね、そうなるね」
「まあまあ、まあ」
お祖母さんもびっくりしてるみたいだ。
「不思議な縁があるものねえ、びっくりしたわ……」
「本当だねえ……」
お祖母さんも和泉もため息を付いた。ワシは、和泉が実家で食べてたのはほぼお祖母さんの料理って聞いてたから、納得したところがあった。
そうか、和泉の実家の味と、ワシの料理って、根っこが一緒なのか。そりゃ、和泉も馴染みやすいよな……。