「だけどそいつ、ホントに優しかったんだよ。いろんなこと考えててさ。私が欲しい言葉とか掛けてくれんの。私のこと、ちゃんと認めてくれるし。私が今言ってることのほとんど、そいつの受け売りなんだよね。望が無茶なことしてもそれを受け止められるようになったのもそいつがいたからなんだ」
叔母さんが話してる時、すごく嬉しそうな顔をしてたから、私、つい聞いちゃった。
「そんな彼とどうして別れたの?」
って。そしたら叔母さんは、
「別れたわけじゃないよ……死んじゃった。事故であっさりさ……」
だって……
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