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その日からるぅあ先輩とも月彩先輩とも話すことは一度もなかった。
そうして迎えた受験日。
緊張とは裏腹に案外すらすらと解けていた。
ん”ー、終わったー!!
…夜月どうだった、?
試験帰りは〇〇と振り返り会。
どうやら〇〇はあまり自信が無いらしい。
滑り止めはあるけどさー、一緒がいい!!!
だよねー!
そんな願いも叶わず、〇〇が青空高校に入学することは無かった。
そんな〇〇が通うことになった高校は、青空高校の最寄りから5駅離れた田舎の高校だった。
新学期初めから友達ぜろかー、…
不安な気持ちを抱えながら通った正門はなんだか大きく高い壁にも見えるほどだった。
えーっと、…あ!夜月ちゃん居たー!!
来てくれるって思ってた!笑
るぅあ先輩!
ねぇ、聞いて聞いて!
無事生徒会長なりましたー!!
おめでとうございます!
新入生歓迎の言葉、在校生代表私だから!
ちゃんと寝ないで見ててね!
はい!笑
あ、あと!
天羽ちゃん、同じ学年にいると思うから仲良くしといてねー!
え、なんで((
るぅあ!式場準備 生徒会も手伝うって!
はーい!
じゃ、また今度!
は、はぃ!
クラスはー、…2組か。
…なんだ、天羽さん学年どころかクラス一緒じゃん。
どきどきだなー、…
ガラガラ
ドアを開けると教室中の目線が一気に私に向けられる。
この感覚なれないんだよなー、
そう思いながら、黒板にはられた席を見る。
ここか、あれ…隣天羽さん、?
あ、天羽さん!
よろしくー!
…あの、るぅあさんから 天羽ちゃんと仲良くしてとか言われました?
あー、うん!笑
私もちょうど仲良くしたいって思ってたから!
それなら、気にしなくていいですよ。
兄がるぅあさんと仲良くて、私も仲良くしてもらってるだけなので。
いやいや!
私、前の学校の子一人もいなくて完全ぼっちだから早めに仲いい子作りたくて!
良ければ、なってくれないかなー…みたいな!
それなら…えぇ、よろしくお願いします。
コメント
2件
ふわぁ…やっぱるぅも小説作る天才やわ 話とか書き方とか上手すぎる