テラーノベル
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左手くんと楓さんが出て行った後……
A「か、楓お姉ちゃん…大丈夫かな…」
M「……明希さんは優しい人なのですね、“あんな人“にまで優しくなんかして…」
A「…ぇっ?」
S「め、右手くんッ…!流石にその言い方はダメだよ…!」
M「……すみません…」
A「………(なんか…飼い主さんと…そのペットみたいだな…)」
S「……明希くん…僕たちのことそんなふうに思ってたの…?」
A「えッ!??」
M「千トは心が読めるんです、明希さん…一体何を考えて…」
A「ななな、何も…!……っ、!!」
S「明希くん!?」
明希くんが突然、左の脇腹を押さえた。
S「僕、先生呼んで……ッ、!」
次の瞬間、僕はその場でうずくまった
M「千ト!!」
S「……(読心の使いすぎだ……)」
M「…私が呼んできます……お二人はそこで……」
A「……僕は大丈夫です……それより、千トさんは……?」
M「…読心の使いすぎでしょう…明希さん、本当に大丈夫なのですね?」
A「はい…僕、大きな声を出すと、“傷“が傷んじゃって…」
M「…傷…とは?」
A「………僕…楓さんに、“虐待“…されてて…」
M S「!?」
side 左手&楓
K「…それで、話って…なんですか…(人がいない場所…病院の近くにあるんだな…)」
Y「単刀直入に言うぞ〜?お前、明希に虐待してるだろ?」
K「…!?そ、そんなこと…!」
Y「ひひっ、顔に出まくってるぜ〜?『私やっちゃってました〜』みたいな、」
K「……なんで、私がそんなことしてると思ったの?」
Y「え〜?だって明希、お前と話してる時少し怯えてるように見えたんだもん、」
K「…そ、そんなわけ!!」
Y「あるんだよ、(ま、実際は千トに教えてもらったんだけどな、)」
K「……っ、!!」
Y「…!!……おっと、」
楓は俺に15cmぐらいある包丁を向けた
K「ああ、あんたみたいなガキに気づかれるなんて思わなかったわ……」
Y「……(手に力が入りすぎてる…包丁を人に向けるのは“初めて“か、)」
K「…それに、こんなに人がいない場所に連れてきたのは…こういうことをするためでしょ…?」
Y「へ〜…!分かってんじゃん…!」
K「…あんた、ずいぶん余裕そうね…今から私に✖︎されるかもしれないのに…!」
Y「……俺のこと、✖︎せるの〜?お前みたいな奴が??」
K「…✖︎ね!クソガキが!!」
怒りだけで俺に向かって走ってきた楓の攻撃をスッとかわす
Y「……なぁ、」
A「!!?」
Y「お前だけが特別だと思ったか…?」
K「…ッ…!ひっ…!!!」
壁際に追い込み、俺は楓にナイフを突き出す
Y「俺〜、こういうこと…得意なんだぜ〜?」
K「……!!」
Y「怖すぎて声もでねーか??」
左手が楓に見せている表情はまさに悪魔そのものだった
Y「それに〜…俺ぇ、お前のこと…結構許してねぇんだよな〜…?」
K「……な…によっ……」
首のギリギリにまでナイフを突き出し
Y「…よくもあんな、辛い記憶思い出させてくれたな…?」
K「い、いやぁぁぁぁ!」
楓の顔がみるみる青ざめていき、目が充血し始めた
Y「お前…確か、暗い場所とナイフ突き出されるの…トラウマなんだってな…」
K「はぁっ…はぁ……」
Y「なら…たーっぷりお返ししてやんねーとなぁ…!!」
K「……」
Y「…あれ?おーい……」
恐怖に耐えられなくなったのか目を上に、さらには泡まで吹いてその場で失神した
Y「ちっ……つまんねーの…」
side千ト 右手 明希
S「……そうだったんだ、」
A「…うん…すっごく怖かった……」
M「…(もう、左手の方は終わった頃でしょうね…)」
S「…辛かったね…よく頑張ったね…」
僕は明希くんにぎゅっとした
A「…!…うわぁぁ…!」
M「…千ト、私は左手の元へ行きます…明希さんを頼みました、」
S「…うん、分かった」
side右手 左手
M「…左手、」
Y「あ、兄貴…」
M「……はぁ、流石にやりすぎでは…?警察へ引き渡すときどう説明するつもりですか……」
Y「兄貴がいつもの‘アレ‘やればいいだけだろーが、」
M「…仕方ありませんね、」
兄貴はポッケからカプセル型の薬を取り出し、楓に飲ませる
M「……これで、左手にやられた記憶はなくせたでしょう…」
Y「その薬…ほんとにすげーよな…『指定した時間の記憶を消せる』んだから…」
M「…左手が楓さんと話し始めたのはおよそ1時間前…ですが不安だったので2時間にしておきました…」
Y「兄貴が保険かけるなんて珍しいな〜、」
M「一応ですよ、一応」
Y「……警察、来たみたいだぜ?」
M「では、楓さんを引き渡しましょうか……」
警察に事情をあれこれ話し、この事件は終わったのだった…
こっちの物語出すの遅くなってすみませんでした…!!
コメント
1件
side左手 楓のところで楓さんのセリフが一部「A」になってますが、 間違えなので気にしないでください…!!