コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きはプロローグを参照ください
でははじまります
今日もいつも通り。普通の日々。変わらない。
でも、俺はなんか変わっていっている気がする。
悪い変化なんかな。それとも良い方なんかな。
良い方であってほしい。
変わったきっかけはハッキリとわかる。自分の目標を持てたから。これまでと比べ物にならないくらい、その夢の輝きは強い。海の上を自由に駆け回るかっこいい海賊。ええやん。めっちゃ。
「おい、zm!!!」
ゴンっ
頭に硬いものが当たった。
zm「いだあっ!?て、なんやねん、お前かい…」
そこには教科書を持った先生がいた。なるほどこれで殴られたのか。じどーぎゃくたいやん。
「先生に向かってお前とはなんだ〜?」
そう言って先生はもう一回教科書を振り上げる。
zm「ごめんなさいマジで」
「なにニヤついてんの。授業聞いてる〜?」
zm「なんでそんな細かいとこまで見てんねん。もしかして、先生俺のこと好きなんですかあ?w」
…、先生はにっこり。どーゆー感情?
見つめてると、やっと先生は口を開いた。
「放課後俺んところおいで?」
zm「嘘やん!?」
授業、聞いてたし…、
何もわからんかったけどな!!
sho「お前また呼び出しかよ〜!?ほんまに6年間で何回呼び出されてんの?」
shoに今日遊べないことを伝えた。そんなに呼び出し食らってへんわ。多分。
zm「てかお前、遊ぶのドクターストップやなかったっけ?」
shoの腕は固定されて痛々しい様子が伝わってくる。ちょっと前に階段から滑り落ちたらしい。で、一切の運動を禁止されてるとか。
sho「別に腕使わへんし」
zm「いいんかなあ…」
sho「今日俺暇人確定したやん!」
zm「え、他の奴らは誘ってへんの?」
sho「うん」
珍しい。なんで俺だけ…?
zm「なんで?珍しいやん」
shoはしばらく黙った。言葉を慎重に選んでいるのか、言うべきか悩んでいるのか。
少し、表情が曇った。
sho「お前にさ、話したいことがあってん」
あ、これガチのやつやん。俺、なんかしたっけ…。
sho「あ、でも、別に大丈夫。いつでも話せるから。なんなら説教終わったあとでもええよ!」
zm「せ、説教ちゃうし?」
sho「お前の呼び出しって基本説教やろがw」
zm「うーん、頑張ってすぐ終わらせてくるから教室で待っててくれや」
sho「へーい」
もう時計の針は5時を指してる。あんなに話が長引くと思わんやろ…、俺が途中寝たのが悪いんか…?でも、途中関係ない話あったし。しゃーない。うん。
でも、なんかほんとに変な話しされたな。ところどころしか覚えてへんけど。有名な噂、とか言ってたな。あれなんか気になるわ。あとでshoに聞こ。あいつ変な情報よく持ってんねん。
sho「いつまで待たせんねん!!!」
ランドセルをぐっと掴まれる。
zm「重いからやめえや!いや、ごめんって。あんなに長引くと思わなかってん!」
sho「はあ〜、まあお前んとこの先生、話がよく脱線するからな…」
と言って俺のランドセルから手を離し、門へ歩いていった。珍しく絡みがあっさりしている。慌ててshoを追う。やっぱコイツ今日ちょっとおかしいな。
しかもなんか変な方に歩き始めた。
zm「え、こっち家じゃないって」
sho「こっちで話がしたいんや」
歩いて5分ほどすると、いつも遊んでる公園が見えた。今はもう誰もいない。誰のかわからないキーホルダーが落ちていた。
zm「で、話ってなんやねん…」
sho「俺さ、もう野球できへんのよ」
shoはそう言いながら固定されてる腕を少し動かす。
zm「お、おん」
sho「それで、zmに伝えたいことがあってさ」
話が見えない。どういうこと?
やっぱ俺なんかやらかしたんか…。
だけど、次の一言で俺の不安は全部吹き飛んだ。
sho「一緒に海賊やらへんか」
zm「…!」
この話、覚えててくれたんやな!
うわー、めっちゃ嬉しい。やべえ。感激しすぎて言葉が出てこないって、ほんとにあったんやな。
さっきとは違う沈黙。shoが気まずそうに口を開く。
sho「えっと、え、あ、俺いないほうがいい…、?」
zm「いやいやいやいや、ぜひ!!お願いしますよ!!」
sho「…、よっしゃああああ!」
こんなにキラキラしたshoの顔、見たことなかった。
sho「じゃ、これからお前は船長か!」
zm「そ、そーゆーことになる、のかな?」
sho「自信もてよ船長!もしかして怖がってんの?wえ、怖がってる?w やっぱ船長はつとまらへんか〜?ww」
ここぞとばかりに煽ってくる。ムカつくわ。でも、この感覚がやっぱ俺らの距離なんやなって思えて、変な笑いが込み上げてくる。
zm「そんな貧弱なお前に船長なんて無理wやろw」
負けじと煽り返す。shoも楽しそう。
俺の船に乗る存在なら、そうこなくっちゃな!
でも、よくよく考えたら、俺ら船に関する知識ないしそもそも船持ってねえし港の通航の仕方わかんねえし。やばくね?これじゃ海賊になる前に2年は勉強せなあかんわ。
って思ってとりあえず次の日の朝shoに相談しようとしたら、あいつあのあと馬鹿みたいにふざけたツケが回ってきて風邪で寝込んでるとかなんとか。
嘘やろ…。
ut「そんなに大事なことなん?」
zm「いや、別に今すぐ言わな死ぬとかそーゆーわけでもないねんけど…」
kn「じゃ、ええやん。てかインフルやったら当分学校来ようにも来れへんし」
zm「そっか…、インフルやないといいけど…」
そういえば。
忘れてたこともう一つ。先生が言ってた噂?みたいなやつ。これ、みんな知ってんのかな。
zm「めっっちゃ話題変わるねんけど、お前ら鬼の噂って知ってる?」
rbr「鬼の噂?なんやそれ」
zm「知らんのか。前先生が言ってて、気になってんけどよく聞こえんくてさ」
ut「え、どんな話なん?」
えーっと、確か…、。
それから俺は眠気で死んでる記憶をできる限り引き出して話をした。
学校の近くの神社に、御神体として猿の像があり、真夜中にその像を持つと願いが一つ叶う代わりに、鬼に体を乗っ取られてしまう。同じく神社にある刀を使って鬼を滅することができる。ところが最近なんとその猿の像が行方不明になったらしく、誰が鬼になるかわからない、とのこと。
zm「た、多分こーゆー話やった気がする…」
kn「多分って…、でもなんかヤバない?その、猿の像が行方不明って」
rbr「なんで御神体がなくなんねん。警察はなにしとるん?」
zm「いや知らん」
ut「えー、でもワンチャン鬼になっても神社の刀でワンパンやろ?ならまあ心配はいらんのとちゃうか?」
kn「でも神社の物勝手にパクるなんて絶対バチ当たりそうやけどなw」
ut「うわー、死にたくねえ〜w」
rbr「はえー、それをお前の先生が話しとったんか?」
zm「そ、なんか奇妙やなーって思って」
rbr「それ、願い叶うのはええけど乗っ取られたら意味なくね?」
ut「それは思った」
kn「zmとか鬼になったらやべーよな」
ut「ちびるで俺」
zm「えー、俺特に叶えたい願い無いし…」
rbr「でもなんかそこら辺歩き回ってるんやろ、猿の像」
zm「……、rbrは、へーきそうだな!うん!」
rbr「誰がチビやねん!!!(爆音)」
zm「うっさ…、てかチビってゆってねーよ」
rbr「え、チビやから力が弱くて怖くないっちゅーことちゃうん?」
ut「被害妄想エグすぎw」
kn「まあ普段あんだけいじられてんならしゃーない」
rbr「納得すなあ!」
なんかこの感じだとほんとに誰も鬼の話知らなさそうやな。いや、俺の記憶が全部間違ってるとかそーゆーこともあるか?
rbr「調べてみようかな、その話」
ut「お前それ死ぬんちゃう?」
rbr「いや、まあ、俺が鬼になったら神社から刀パクって切ってくれ」
zm「しれっとそんなこと言うなや…」
kn「さすが心なし」
zm「シッマ、安心しろ。心が無いのはお前もや」
ut「〜っww腹w、痛えwwwww」
kn「utぅ、!!笑ってんちゃうぞ!!」
zm「やからお前らうっさいって…」
耳キーンってなったやろが。ほんまに。近所迷惑すぎ。
はあ…、はよsho風邪治してくれ…。
――――――――――――――――――――――――――――――
こんにちは、てってれーです。
3500文字超えワオって感じなんですけど。
やっぱいろいろぶち込みたくて欲張っちゃいますね。よくないことです。
なんか、もっと短編集っぽくなってもいいかなとか。
私は煽りスキル皆無なのでshoさんのセリフほんとにもうヤバい。誰が助けて。
ではさようなら〜