⚠️注意⚠️
結構グロテスクな話です
虫や血などが苦手な人はUターン推奨
↓ここから本編
私はよくいろいろな人から
サイコパスとか狂気の沙汰とか言われる
はじめに上がる理由として近界民を倒すのを楽しみにしていると
けど近界民に恨み持った人なんて沢山いるし、三輪とかの趣味も近界民を駆逐する的なこと言ってるし
だから何がおかしいんだろうって
あとは 虫を潰す、首を絞める蹴る殴る
虫潰すの、だって楽しいし
首絞めて、殴って蹴ってさ
確かにやってる自覚はあるよ
だけど何がおかしいのかな?
それって当たり前のことじゃないのかな?
だってさお母さんだって私のことそうやってきたから
それが常識だったから
おかしいなんて言われても分かんないよ
私が物心ついた時からお母さんは私のことが嫌いだったみたい
いつも罵詈雑言を浴びせるし
いつも殴って蹴って首を絞めようともしてくる
そして飽きたら夜だろうが冬だろうが関係なく家を追い出した
これはいつものことだった
酷い時なんかは包丁やハサミで刺そうとしてきた
けどこれが当たり前だった
今でも当たり前なんじゃないかと思っている
当たり前でも、何かが壊れたように心がぽっかり空いていた
そんな気持ちを紛らわせる方法を知ったのは
6歳のある夏の日だった
いつもみたいに家を追い出された
その日は暑くて蝉の声がやかましかった
最初はいつもとおんなじで家の前で座ってた
けどだんだん体が暑くなってきて
気持ち悪くなってきた
今気づけば熱中症になってたんだと思う
気づいたら歩き出してた
裸足だったからギラギラした空を避けるように日陰を上手に使いながら歩いて行った
ついた先は公園だった
暑くて誰もいなかった
視線を下ろすと仰向けのセミがいた
よくある死んだふりとかじゃなくて死にかけだった
特になんか考えたとかじゃなかった
また気づいたら行動してて
近くにあった石で
セミを潰した
一度だけじゃ気が済まなくて
何回も
何回も何回も
何回も何回も何回も
セミだったソレを潰し続けた
気づいた時には原型すらなかった
ギラギラした空はすっかり赤く染まり始めていた
「へくちゅ……っ」
夏でも寒くなってきたからその日は家に帰った
その日からこの行為をやめられなくなった
楽しくて楽しくて
私がどんなに殴られて蹴られても
これをすれば落ち着くし
まぁ、ただの八つ当たりだと思う
でもそんなことをしてたら周りの大人も気づくみたい
幼稚園でもやってて、お母さんに連絡が入った
そこからお母さんは私を傷つけることは無くなった
家に居ても無視されるようになっちゃって
無視されなくてもたった一言言われるだけ
「気持ち悪い」
もうよくわかんなくなった
私が話しかけても
「美妃ちゃ〜ん……ん〜?どうしたの〜?」
私にはかけたことのない声でミキに話しかけていた
ミキのことしか考えてなかった
お母さんが私を無視するようになった時、ちょうどミキが家に来たばかりだったから
そんな生活が暫く続き、気づいたら1月になっていた
そのころ、私のランドセルを買いに行くからってお母さんに車に乗せられた
お母さんと出かけるのはこれで初めてだった
車に揺られて森林の近くに来ていた
ちょうどそこで車を降りた
少し歩いたとこに浅い川があった
そこでお母さんはこう言ったの
「ちょっとだけここで待っててね。大丈夫、すぐ戻ってくるから絶対にここを動いちゃだめだよ? 」
その時初めてお母さんの目尻を下げた優しい顔と声を私に向けられた
頭を一撫でされてお母さんはどこかに行った
気づいたら知らない部屋にいた
「もう……勝手にどこか行くなんてびっくりしたわよ」
隣にはお母さんがいた
どうやら私が森林の中に迷いこんでしまったことになっていた
施設?な人にお礼を言って帰ることになった
けど、途中であの森林に車が止まったけど
お母さんは何もなかったように車を道に戻した
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