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猛君に別れを告げられたあと、私は近くの公園のベンチに座って一人で涙を流していた。
猛君がどうしてあんな事を言ったのか、すぐに考えられなくて……涙ばかり溢れて来る。
「結衣。大丈夫?」
広子ちゃんが私の後を追い掛けて来てくれて、私の隣りに座ると背中をさすってくれる。
「ッ……広子ちゃん。急に抜け出しちゃって、ごめ……」
「いいよ。私だって、結衣の立場だったらあの場にいられないし。」
広子ちゃんに心配掛けさせたらいけないと思って、急いで涙を止めようとするけど……どうしても止める事が出来なかった。
「ごめッ……ふぅッ……」
すると、広子ちゃんはすぐにそれに気付いてくれて私の頭をポンポンと撫でてくれる。
「大丈夫……泣いていいよ。落ち着くまで一緒にいるから」
そんな風に優しく声を掛けられると、また涙が込み上げて来て……広子ちゃんにすがるように泣いて**********************
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