⚠️暴力表現あり、文字多め
🚺…義母
🚹…父
がちゃ…
💜「お帰り…」
🚺「なんでまだいんの?」
💜「ごめんなさい…」
🚺「謝る暇があるなら、早く出て行ってよ!」
💜「ごめんなさい…」
まだ小学校6年生だった俺は、母の言いなりにされていた。
文句を言えば、母は俺を殺しかねない。
それを見ても止めようともしない実の父には、深く失望していた。
母は毎日ホストクラブに通い、帰ってくるのは朝の6時になることもあった。
父はキャバクラに通っており、母には内緒にしているようだった。
2人が店にいる人を家に連れ込んで性行為をしているところを、俺は何度も目撃してきた。
そんな環境で育った俺にも、心を救う趣味があった。
とある男性アイドルグループの“推し活”だ。
まだ母や父が今の状態ではなかったころ、祖母の家に遊びに行った際に買ったグッズを、自分の部屋に飾っていた。
本棚の上に几帳面に並べたそのスペースは、俺のお気に入りだった。
ある日、学校から帰ると、そこには何もなかった。
少し怒った声で尋ねる。
💜「俺のグッズ、知らない…?」
🚺「知らない」
明らかに怪しい。
そう思った俺は、探し始めた。
隠し場所はすぐにわかった。和室の押入れだ。
かさかさ、とゴミ袋の音が指に伝わる。
その音は母にも聞こえていたようで、ドスドスと足音が近づいてきた。
流石に、俺でもお小遣いや祖母に買ってもらったものを壊されたりするのは許せなかった。
🚺「触んな!!」
💜「これ、俺のなんだけど…」
🚺「知らねぇし。ゴミだから触んな」
その瞬間、今まで保ってきたものがプツンと切れる感覚を覚えた。
俺は母と殴り合った。
最終的には馬乗りされ、首を絞められた。
こういう時だけ演技の上手い母は、兄弟にすぐ父に電話するよう言った。
🚺「〇〇くん!⬜︎⬜︎!パパに電話して!まま、バカ男に殺されそう…!!」
👥「え、やばくね…?」
👤「怖いよ…」
💜「クソババァ!下手な芝居はやめろ!」
そう言った瞬間、母の手に籠る力がさらに強くなった気がした。
このままでは死んでしまう。
この後のことはあまり覚えていないが、命は絶えなかった。
母に「お前のせいで畳についた血拭けよ」と言われ、血を拭きながら母がいないことを確認し、和室の窓を開けて逃げた。
幸い、学校まで徒歩1分、近道を使えば30秒ほどで着く距離だった。
がららら!
俺は夢中で走った。
母も気づき、追いかけてきたが、俺よりも10秒ほど遅く出た母は、太っていたため追いつけなかった。
学校の近くにある歯医者に逃げ込み、そこでいた人たちに警察を呼んでもらった。
俺は過去に何度かお世話になった児童相談所に預けられた。
その後3週間ほど一時保護生活を経て、中学1年生の時に児童養護施設に入ることになった。
コメント
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遅れた💦 めっちゃいいね👍✨