テラーノベル
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呼び捨て🐜
ご本人様とは関係はございません。
続きです。
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〜ななもり。くんの違和感とさとみくん察し〜
メンバーの中で、いち早く莉犬くんの異変に気づいたのは、リーダーのななもり。くん
だった
ななもり。くんは仕事の連絡のふりをして、
毎日のような莉犬くんにメッセージを送った。
[莉犬くん今日の練習少し声出てなかったよ? ]
[風邪ひいた?]
[ごめんなーくん!喉のちょいしイマイチだったかも。]
[でも、もうバッチリ治したから大丈夫!]
しかし、ななもり。くんは納得出来なかった。
莉犬くんの返事には、以前のような
絵文字や、ノリのいい言葉が少ない。
まるで一つ一つの言葉を丁寧に選びすぎているように感じた。
彼は、莉犬くんが何かを隠しているのではないかと疑い始めたが、問に出す勇気が出なかった
もし、本当に深刻なことで、自分が取り乱してしまったら、莉犬くんに不安にさせてしまう。
一方さとみくんは、莉犬
**に不気味さを感じでいた。
[おい莉犬。お前ライブが近いからってはしゃぎすぎじゃねーか?]
さとみくんはストレートにそう聞くと、
莉犬はいつもの屈託のない笑顔で答えた。
[だって、さとみくんとライブ出来るのすっごく楽しいもん!!]
その言葉を聞いたさとみくんはハッとした。
[ライブが出来る]のではなく、
[ライブが楽しい]という言葉の裏に、何か終わりを覚悟したような響きを感じ取ってしまったのだ。
さとみくんは、その日から莉犬を常に視界に入れるようになった。
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[るぅとの願いと消せないデータ]
残された時間はわずか3日。
莉犬はるぅとくんとの二人でのゲーム配信を企画した。
配信中莉犬は何度もるぅとくんに
[ありがとう]と言った。
ゲームに負けた時、[るぅちゃんのせいだ!]
と笑い飛ばした後、真顔で
[いつも俺のそばにいてくれてありがとう]
と付け加えた。
るぅとくんは照れて、
[な、なんなんですか、急に!今日の莉犬変ですよ!]
と、ツッコミを入れるが、その顔は嬉しそうだった。
**配信が終わり通話と切ろうとした瞬間るぅとは小さな声で言った。
[あのね、莉犬僕次に作る曲莉犬のソロ曲にしようと思ってるんだ。すごくすごく優しい曲にしたくて、]
莉犬は涙腺が緩むのを感じた。
未来の曲。自分には歌えない曲。
[うん…楽しみにしてるよるぅちゃん。]
莉犬は精一杯の優しい声でそう返し通話を切った。
その夜莉犬は自分のパソコンを開き秘密のフォルダに保存してた**[手術の同意書]
と医師とのやり取りを録音したボイスデータ**
を、すべてゴミ箱に入れた。
そしてゴミ箱をからにした。
証拠は何も残さない。
みんなに残すのは
笑顔と、未来の希望だけだ
コメント
2件
一気見失礼! チャットノベルとは違う他者視点の書き方がうますぎる!? 勉強になりますm(_ _)m