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ー会議が終わり…
❤️side
❤️「さて、会議も終えたしwkiの家に行こうか」
💛「あ、そういえばそういう予定だったね」
💛「大丈夫かな…」
❤️「……ryokちゃん…」
wkiも心配だ。だが、その前にryokちゃんが不安に飲み込まれる気がして怖かった。
2人を失ってしまったら、俺がいる意味なんて…
ううん、今は目の前のことに集中。
❤️「…大丈夫だよ、きっと。 もし、wkiが断ったりしても助けよ?」
💛「…そう、だよね…」
💛「ふぅ……」
💛「…よし、wkiの家に行こう。」
❤️「うん、行こうか。」
そして、2人はwkiの家に向かった。
ー💙の家の前にて
ピンポーン
❤️「出るかな…?」
💛「具合悪かったら、難しいかもね…」
❤️「スゥー…どうしよう?」
💛「あ、そういえば…」
そう言うと💛はポストの中から何かを探していた。
❤️「ちょ、ryokちゃん?何をしてるの?」
💛「ちょっと待ってね…確かここに…」
💛「あっ、あった!」
❤️「それは…鍵?」
💛「うん、実は同居してた時に合鍵をポストの中に隠してあるって教えてくれてたのよ」
💛「まぁでも、まだ隠してあるとは思わなかったけどね……」
❤️「そうなんだ……って、何で合鍵を…?」
💛「それは、『もし、俺に何かあれば、ここにある鍵で開けて』って言ってたけど…」
💛「まさか…」
❤️「……覚悟がいるかもね。」
💛「じゃあ、開けるね…?」
❤️「うん。」
ガチャッ
❤️・💛「お邪魔します…」
💙の家に入った2人。
返事は……無かった。
寝てるだけかと思い、💛はリビングを❤️は寝室などの部屋を調べる事にした。
ー寝室の前にて
コンコンッ
ガチャッ
❤️「wki〜?入るよ〜」
まずは寝室に入ったが、一目瞭然。wkiの姿はなかった。
❤️「いないか…」
少し部屋の中を探した。
居ない理由が少しでも知りたいからだ。
ベットの周辺を探していると、ある物を見つけた。
❤️「血のついたカッター…?」
❤️が手に持ったのは、血の部分が少し乾いているカッター。
何かを切っている時に怪我をしてしまったんだろうか?
にしては、血がたくさん付いている気がする…
❤️「まさか…ね、あのwkiがするわけ…」
……いや、決めつけは良くない。
後でryokちゃんにも伝えよう。
そう思い、机の上に置いといた。
ある程度探したが、特に目立つものは無かったので、別の部屋に行った。
ーとある部屋の前にて
❤️「入るね〜…」
ドアを開けると、壁に防音材が貼られていた。
見渡してみると、ギターが何本か置いてあった。
❤️「ここは練習室…?」
❤️「だとすると、ここにはいないな…」
部屋を一目みても姿は見当たらなかったので、部屋から出た。
ー寝室の前に戻り…
その後もいくつか部屋を見たが、wkiは居なかった。
リビングに行く前に、血が付いていたカッターを取りに寝室へ入った。
❤️「…wkiも何か吐き出したい気持ちがあったんだろうな……」
❤️「その事に気づかずに、俺は…」
だめだ、今日はどうしても悪い方向に考えてしまう。
今は自分よりもwki。
頬をパシンッと叩き、リビングに向かった。
ーリビングにて
❤️「ryokちゃん〜何か見つかった?」
💛「あ、mtk…」
とてもびっくりした。
リビングに来てみたら、ryokちゃんが一枚の紙を持ち、立ったまま泣いていたからだ。
❤️「え、ryokちゃん!?どうしたの?」
💛「これ見て…」
色々と聞きたかったが、一枚の紙を渡させたので、読み始めた。
💛side
mtkと探す所を分担した。
自分はリビングにwkiがいないか、探す。
💛「wki〜?」
呼びかけてはみたが、返事は返ってこない。
耳を澄ましても特に音はしなかった。
💛「いない…」
今、この状況が不安と焦りを増やしてくる。
何となくだが、この家にはいない気がする…
だとすると、どこにいるのか?
病院?いや、そうしたら『病院に行く』とスタッフさんに伝えるはずだ。
一体どこにいるの?wki…
不安で押されそうになっていると、机の上に一通の手紙が。
何だろうと思い、それを手に取った。
💛「mtkとryokちゃんへ…?」
僕たちに宛てた手紙だった。
そして、手紙の隅の方に[wkiより]と書かれていた。
心の中では、焦りと不安と恐怖で一杯だが、深呼吸をして落ち着かせた。
💛「スゥーハァー…」
💛「…読もう。」
💛は手紙を読み始めた。
ーmtkとryokちゃんへー
今これを読んでいるということは、俺はもう家にいないかな?笑
多分、2人は俺が家にいない理由を知りたいと思うよね。
それはね、とある遠い所に行こうかなって思ったんだ。
まぁ、家出?みたいな感じ。
だから、もう2人の元には戻らない。
バンドも辞めようかなと思ってる。
俺がいたって迷惑かけるだけだし。笑
2人には本当に迷惑をかけました。
俺の事が嫌いであっても、仲良くしてくださったり、話をしてくださり、ありがとうございます。
ですが、もう迷惑をかけません。
なので、俺の事は探さなくて良いですよ。
2人が大変になるだけですから。
今までありがとうございました。
wkiより
💛「ぁ…」
どうして、ここまで追い詰めてしまったんだろう。
最後に別れる時、引き留めていれば。
もっと早く話を聞いていれば。
もっとwkiと話していれば。
様々な後悔に飲み込まれそうだった。
が、それを止めてくれたのは、mtkだった。
❤️「ryokちゃん〜何か見つかった?」
💛「あ、mtk…」
僕と顔を合わせると、mtkは目を見開いた。
❤️「え、ryokちゃん!?どうしたの?」
とても驚いたmtkに、手紙を見せようと手紙を渡した。
💛「これ見て…」
少し疑問の顔をしながらも、mtkは手紙を読み始めた。