みらい「落ち着いてください。これで潔白だと証明できましたよ?」
麗奈「え?どういう意味?」
みらいは麗奈の後ろを指差し
みらい「後ろを見てください。」
と言った。
麗奈は言われたまま後ろを振り向いた。
麗奈「どうして水界の王子がここにいるの?」
幸太は麗奈の横に来て
幸太「話しは全て聞いた。本当に天自水危が使えないのか?」
麗奈「全部聞いたんでしょ?笑いに来たの?」
幸太「私が悪かった。王女、許してくれ。」
麗奈がそっぽを向いた。
幸太「それなら、どうしたら許すか教えてくれないか?」
麗奈はそれを聞くと
麗奈「最初から怒ってない。ただ信じてもらえればそれで満足よ。
まっ、私は懐が深いからね!」
二人が話していたその時
知らない女の人「キャー!」
船の中央あたりから叫び声が聞こえた。
二人は急いで駆けつけた。
中央に着くと黒い衣を着た人が三人いた。
黒い衣を着た人達「麗奈というものは出てこい!」
麗奈は自分を呼んでいるからと前へ出ようとした。
だが幸太が麗奈の腕を掴み行くのを止めた。
黒い衣を着た人達「自分から出てこないとはいい度胸だ。
よし、それでは今から一人犠牲になってもらおう。」
黒い衣を着た人の一人が近くの女性を仲間の所へ連れてきた。
知らない女の人「お、お願いよ!殺すのだけはやめてちょうだい!」
麗奈は小さな声で
麗奈「離して!」
と、幸太に言った。
幸太「今行けば王女、ソナタが犠牲になる!」
麗奈「それでは、見殺しにしろと?
大丈夫よ、だってまた助けてくれるでしょ?」
幸太はそれを聞いて仕方なく手を離した。
すると、女性が跪かせられ黒い衣を着た人達が毒入りの飲み物を女性の所へ持ってきた。
黒い衣を着た人達「よし、殺せ!」
女性に無理やり飲ませようとした時
麗奈「待って!麗奈は私よ!」
麗奈が前へ出た。
黒い衣を着た人達「本当にお前が麗奈か?」
麗奈「えぇ。」
黒い衣を着た人達が女性に行けと合図すると女性は家族のもとへ戻って行った。
麗奈「あなた達は誰?どうして私を捜していたの?」
ブラックブロード「俺たちはブラックブロードだ。
ある人がお前を連れて来いと俺達に命じた。悪いが一緒に来てもらおう。」
すると、ブラックブロードの仲間が麗奈を連れて船からおり水の中へ飛び込んだ。
幸太達は驚いた。幸太も飛び降りようとしたとき、かいきとみらいと協衛時団がとめた。
幸太「どうして、とめるんだ!王女が連れて行かれたのに!」
みらい「だからこそとめるのですぅ!
アタクシ達がまずすることは追いかける事ではなく対策を練ることですぅ。
へたに動けば麗奈王女様の身が危うくなりますよぉ!」
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