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一言で言えば、俺らの砦は初日から大ピンチだった。
「矢ならいくらでもある! 出し惜しみ無しで撃ちまくれ! 矢の数が敵の数! 矢を討ち尽くした時がお前らの勝利だ!」
三百人の兵士たちは四方の城壁に散らして、備え付けの連弩機銃のクランクを回させている。
弾帯ならぬ矢帯の矢が尽きれば山と積まれている新しい矢帯をセットして、またクランクを回す。
そうして次々魔族兵たちを討ち取るも、敵の数は一向に減らない。
マップ画面は敵マークの赤丸で埋め尽くされて、全面真っ赤だった。
数はおよそ一万。
文字通り、万軍だ。
今はなんとか堀と城壁で侵入を防げてはいるものの、いずれは突破されるだろう。
「クソっ、あいつら早すぎだろ!? なんで二日前の今日でもう万軍を用意できるんだよ!?」
「原因は、敵の機動力だろうねぇ……」*********************
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