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『二章 勇ましき愚者共のファイターズ』
【次の日】
光のオシオキが行われた次の日。俺はベットから動けないでいる。
昨日どうやって部屋に帰ったかも覚えていない
秘「…」
なんで光があんなことに…
まだ事実が飲み込めない。俺が事件を解いたから光は…
そう考えた瞬間吐き気が込み上げ、トイレに駆け込んで液体状の吐瀉物を吐いた
秘「うぇ…」
気持ち悪い
?「ちょっと!吐物くさいですわね!」
秘「…美麗」
紅「早くバイキングに集まりなさい!わざわざ私が迎えにきてあげましたのよ!」
秘「俺は…俺のせいで…」
紅「…男のくせにメソメソしない、あの女は貴方のことを恨んでませんわ。」
秘「でも…」
紅「それに、貴方のおかげで今私たちは生きていますの。誰も恨むわけないでしょう」
そう言いながら美麗は俺の目の淵に溜まった涙を、しなやかな指ではらった
紅「わかったなら、さっさと来なさい。豚どもが待ってますわ。」
そういい、美麗は部屋を去っていった
秘「…いくか」
【食堂】
秘「おはよう…」
荒「ハナビ…!?おはよう!大丈夫か?」
羽「ハナビ君!大丈夫?!」
兎「ハナビさん…」
秘「大丈夫だよ…そこそこはな」
蛇「大丈夫ならよかったです。」
天「だな、意外と立ち直りが早くてよかった」
紅「…」
秘「…全員、揃ってないんだな」
羽「えっとねー…睡蓮君と忍ちゃんと飯田橋君はわかんないけど、瑛美ちゃんと勝吾君は来ないって」
荒「睡蓮と忍は一緒にいるのを見かけたぞ」
兎「珍しい組み合わせですね…」
蛇「じゃあ飯田橋さんは?」
天「飯田橋は大丈夫だよ。部屋で菓子パン食ってるってさ」
紅「私の呼びかけには無反応のくせに…」
秘「まぁまぁ…」
なんとなく…誰にも咎められなくてホッとしたような…
その時だった
音「いや〜、いい朝だね。おはよう」
猫「おはようございます!」
秘「睡蓮、忍、おはよう…って」
羽「何…やってるの?」
忍は首に犬用の首輪をつけられ、睡蓮にリードで引っ張られていた
音「何って…見てわからない?」
荒「見てわからないから聞いてんだろ!」
音「猫又忍は今日から俺の信者兼奴隷になりましたってこと」
猫「その通りでござる!」
兎「信者兼奴隷…!?なんかのエロ漫画の導入ですか!?」
天「確かにエロ漫画っぽいけど…」
蛇「SMプレイですかね」
紅「醜いですわ。」
音「馬鹿で影響されやすい猫又は昨日の東雲が言ってた言葉を信じ込んじゃったみたい」
秘「…希望を信じ続けてっていう言葉を…」
音「そうそう、それで超高校級の希望である俺を信じ込んだってわけ」
音「だよね?猫」
猫「はいでござる!」
音「返事はワンだけって言ったよね?言うこと聞かなきゃ殺されちゃうよ」
猫「ワン!」
羽「猫なのにワンなんだ…」
音「てことで、これから猫又は俺の奴隷だから、手をつけないでね。じゃあ」
そう言うと、ひったくるようにパンを取り、忍と一緒に食堂を出ていった
俺たちも朝ごはんを済ませて、その場で解散した