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「閻魔神がその能力を使っテ、阿鼻界とワレ達獄使が生まれたワ。ワレが知ってる情報ハこれぐらいヨ。」
「……俺達に勝ち目あるん?」
「私が兇手牢に行ったときにする予定の説得程度では、閻魔神の意思を変えるのは無理ですね。」
「阿鼻界を壊したい人はたくさんいそうだし、仲間を増やしてデモをする……とか?」
「閻魔神がなんで死者の運命をそれにしたのかも不思議やな。直接本人に聞くしかあれへんな。」
「一旦私は兇手牢に行こうと思います。デェ模ん、どこかにいるロジオさんと私を兇手牢の中の同じ場所に瞬間移動できますか?」
「ロジオって誰や?」
「兇手牢で会った人です。」
「少し時間ガかかるかもしれないケド、できるワヨ。」
「僕とけせらは阿鼻界の崩壊に協力してくれる人を集めようか。」
「せやな。ところで、俺は兇手牢にテレポートできへんのか?」
「兇手牢に行けるのハ殺人犯だけヨ。」
「兇手牢の周辺に行くことは僕達も可能だよね?」
「勿論だワ。一応、けせらト葉造は兇手牢ノ近くにテレポートさせといた方ガいいカシラ?」
「今はまだええ。仲間をたくさん増やしてからにしたいで。」
「……來雨とロジオのテレポートの準備ガ整ったワヨ。」
「それでは、行ってきます。」
目の前が暗くなり、手足の感覚も薄まる。
視界は段々と開けていき、濃い灰色の床が見える。
無事兇手牢に着いたようだ。
「なんか急に場所変わったんだけど……って來雨さんじゃん。ここ兇手牢か?」
「私がロジオさんを瞬間移動させるよう、獄使に頼みました。申し訳ないです。前回兇手牢から戻ってからのことなんですけど……」
私はロジオにこれまでのことを全て話す。
「なるほどな、俺達はこれから閻魔神と対話するってわけか?」
「元々私が勝手の巻き込んだわけですし、ロジオさんは兇手牢から元の場所へ瞬間移動させても大丈夫ですよ。」
「俺もいつかは兇手牢に行くハメになるし、閻魔神とも話したいんだ。」
「ありがとうござっ……!?」
私の手足に縄が纏わりついて、異なる方向に引っ張られる。
「來雨さん!クソ、縄解けねぇ……」
ロジオが私の左腕にかかった縄を外そうとするが、無駄だった。
ゆっくりと引っ張られて、ついに四肢がちぎれる。
「ぅゔっ!?」
天井から別の縄がロジオの首に来て、首吊りの状態になる。
どこからともなく巨大な針が4本現れて、私の両肩と腰に刺さり壁に固定された。
(全然動けないし……)