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こりん
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#brfr
suzu🎲⭐️🎼⏳🪽🎺
232
✦ ─────── ✦
朝から空はどんよりとしていた。
梅雨の終わりを思わせるような重たい雲が広がり、窓を叩く雨音が静かに響いている。
こさめは少しだけ身体の重さを感じながら大学へ向かった。
けれど、それを気にするほどではないと思っていた。
◌ ───── ◌
昼休み。
久しぶりに四人で昼食を取ることになった。
❤️「お、今日は図書館じゃねぇの?」
🩵「今日は課題終わったから〜」
🩷「やっと戻ってきたね」
🩵「えへへ〜」
こさめが笑うと、なつとらんはどこか安心したような顔をした。
もちろん、いるまも。
💜「最近忙しそうだったしな」
🩵「ちょっとだけ〜」
そう言いながら笑う。
いつも通りだった。
少なくとも、周りから見れば。
◌ ───── ◌
放課後。
授業が終わる頃には雨脚がさらに強くなっていた。
窓の外は真っ白で、傘を差していても濡れそうなほどだった。
💜「うわ、やべぇな」
❤️「土砂降りじゃん」
🩷「帰りたくない〜」
🩵「ほんとだね〜」
立ち上がった瞬間。
ふらり、と視界が揺れた。
🩵(あれ……?)
ほんの一瞬。
すぐに元に戻ったため誰も気付かなかった。
◌ ───── ◌
駅までの道。
四人は並んで歩いていた。
雨音が絶え間なく耳に響く。
その時。
🩵「……けほっ」
小さな咳が漏れた。
💜「風邪か?」
🩵「ん〜?」
💜「今咳しただろ」
🩵「雨で喉やられたのかも〜」
そう笑う。
だが、いるまは眉をひそめた。
💜「顔色悪くね?」
🩵「そうかな〜?」
💜「悪い」
即答だった。
❤️「言われてみれば白いかもな」
🩷「ちょっと疲れてる?」
🩵「大丈夫だよ〜」
そう言うしかなかった。
本当は朝から少しだけ身体が重かった。
けれど心配をかけたくなかった。
💜「全然大丈夫に見えねぇ」
🩵「気のせい気のせい〜」
こさめが笑うと、いるまは納得していない顔のまま前を向いた。
◌ ───── ◌
別れ際。
💜「薬あるか?」
🩵「あるよ〜」
💜「飲めよ」
🩵「はーい」
💜「絶対風邪だろ」
🩵「違うと思うけどな〜」
💜「いいから飲め」
🩵「りょうかーい」
そんなやり取りをして、二人は別れた。
こさめは手を振りながら駅へ向かう。
その背中を見送りながら、いるまは小さくため息をついた。
◌ ───── ◌
家に着いた頃には身体がさらに重くなっていた。
🩵「ん〜……」
ソファに座り込む。
だるい。
少し寒い。
だけどきっと疲れただけだと思った。
その時。
スマホが震える。
💜『熱測った?』
思わず笑ってしまった。
🩵『大丈夫だよ〜』
数秒後。
💜『ちゃんと寝ろ』
🩵『はーい』
短いやり取り。
それだけなのに。
胸が痛かった。
🩵(だから)
🩵(好きなんだよなぁ)
優しいから。
いつだって気にかけてくれるから。
期待してしまう。
諦めたいのに。
◌ ───── ◌
その夜。
なんとなく気になって体温計を取り出した。
🩵「まさかね〜」
額に前髪が張り付く。
少しだけ嫌な予感がした。
電子音が鳴る。
表示された数字を見て。
こさめは固まった。
38.2℃
🩵「え……」
思わず声が漏れる。
🩵「うそでしょ〜……」
身体が重い理由をようやく理解した。
スマホを見る。
最後のメッセージは。
💜『ちゃんと寝ろ』
🩵(言ったら)
🩵(絶対心配するよね〜……)
小さく笑う。
そして返信画面を閉じた。
熱のことは言わないまま。
布団へ潜り込む。
けれど。
その夜はなかなか眠れなかった。
✦
知られたくない。
心配してほしい。
そんな矛盾を抱えながら。
こさめは静かに目を閉じた。
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コメント
1件
読み終えました…こさめちゃん、隠してるのに全部バレてる感じが切ない😢 いるまの「ちゃんと寝ろ」って一言が優しすぎて、胸がぎゅってなったよ。熱測った後の「言ったら絶対心配する」って諦めにも似た笑顔、すごく刺さる…。続きがすごく気になるけど、今夜はちゃんと休んでほしいな🥀