次の日
『陽樹おはよー』
「おはよ」
『お前聞いたか?▲▽大学の学生が刺されて殺されたらしいぞ。』
「知ってる。ニュースで見たわ。」
『俺も夜一人で歩いてたら襲われちゃうかな』
「誰もお前を襲わねぇよw」
『講義始めまーす。あ、講義の前に、先日▲▽大学の学生さんが亡くなりました。まだ、犯人は捕まってないそうなので、皆さんも大学の帰りは気を付けてください。』
『はーい』
帰宅中
寒すぎる。手がかじかんでスマホが触れない。早く家に帰って風呂入りてー。
「陽樹くん!」
「涼音さん!?」
涼音さんって家反対方面だし、電車乗らないのにどうしてこっち来てるんだろう…?
「涼音さんって家こっちでしたっけ?」
「ううん。昨日、奏叶くんが亡くなったの聞いて家帰るのが怖くなっちゃってホテルとかに泊まろうかなって…」
これ、もしかしたら家に誘えるんじゃね?奏叶…お前を殺したことに後悔してないよw
「良かったら、僕の家に泊まりません?」
「え?良いの?」
「はい。服とかも貸しますし。」
「ありがとう。じゃあ泊まろうかな。」
やったー!!これはほぼ同棲といっても過言ではないのでは!?
「ここです。」
「えぇ!?これって最近できた大きいマンションじゃん!お邪魔しまーす!」
「僕、ご飯作るので先シャワーでも浴びたらどうです?」
「何から何までありがとう。お言葉に甘えてシャワー浴びてくるね。」
はぁぁぁ、一緒に過ごせるとか最高かよ。ご飯なに作ろうかな。オムライスとかでいいかな。てか、涼音さんの着替えどうしよ。俺が買ったけど使ってないスウェットと妹が忘れてった短パンとかでいいかな。下着…どうしよう。今日着てたのを着てもらう?それは流石にダメかな。でも買いに行くのはキモいし…。
\ピンポーン/
こんな時間に誰だろ?