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コメント
2件
うわーっ、めっちゃ可愛い話じゃん!🤍 飲み会で彼氏のこと聞かれて、隠そうとしてるのにダダ漏れな柔太朗、最高に甘いわ〜。「まだ?」って連絡くる彼氏も、毛布かけエピも、全部尊い。ラストのスマホ見て緩んだ顔、同僚に見られてよかったね(笑)。続き読みたい!
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仕事終わりの居酒屋は、会社員たちの笑い声で賑わっていた。
テーブル席の端で、山中柔太朗は烏龍茶を飲みながら、同僚たちの会話をぼんやり聞いている。
「山中ってさぁ」
向かいの先輩社員がニヤニヤしながら身を乗り出した。
「絶対モテるよね」
「いや別に」
「でも恋人いそう」
柔太朗の動きがぴたりと止まる。
その一瞬を、同僚たちは見逃さなかった。
「え、なにその反応」
「いるの!?」
「……別に」
「いるんだ!!」
一気に食いつかれて、柔太朗は露骨に嫌そうな顔をした。
「めんど……」
「え、どんな人!?」
「かわいい系? かっこいい系?」
「職場恋愛!?」
質問が飛び交う。
柔太朗は深いため息をついた。
「……普通の人」
「絶対好きじゃんその言い方」
「隠す気ゼロだぞ山中」
柔太朗はグラスを持ちながら視線を逸らす。
耳が少し赤い。
「付き合って長いの?」
「……まぁ」
「同棲してたり?」
その瞬間、柔太朗の動きが数秒止まった。
周囲がざわつく。
「え、図星!?」
「マジ!? 同棲!?」
「うるさ……」
柔太朗は片手で顔を隠した。
完全にバレている。
「え〜〜〜!! 山中が!?」
「なんか意外!」
「恋人の前だとどうなんの?」
「想像できない」
柔太朗は小さい声で答えた。
「別に普通」
「嘘だ」
「絶対甘い」
「むしろ尽くされてそう」
その言葉に、柔太朗は一瞬黙る。
そしてぽつり。
「……まぁ、甘やかされてはいる」
場が静まった。
「今の録音した?」
「山中が惚気だ」
柔太朗は完全に失言した顔になる。
「いや違っ……」
「どんなふうに甘やかされてんの?」
「聞きたい!」
「言わない」
即答。
しかし酒も入っている同僚たちは引かない。
「一個だけ!」
「惚気ください!」
柔太朗は盛大に嫌そうな顔をしながら、烏龍茶を飲み干した。
「……毎日迎えに来たがる」
「えっ」
「残業してると、“まだ?”って連絡くる」
「かわいい彼氏じゃん」
「この前なんか、疲れてソファで寝てたら毛布かけられて、そのまま頭撫でられてた」
数秒の沈黙。
そして。
「甘っっっっっっっ!!!!」
店に響くレベルの声量だった。
柔太朗は顔をしかめる。
「うるさい」
「いやいやいや待って!?」
「山中そんな顔するのに愛され彼女側なの!?」
「しかも受け入れてんの!?」
柔太朗はぼそっと呟く。
「……嫌じゃねぇし」
その瞬間、同僚たちが机を叩いて盛り上がる。
「出たーーーー!!」
「本日の優勝!!!!」
「写真ないの!?」
柔太朗は即座にスマホを隠した。
「見せねぇ」
「絶対待ち受け恋人じゃん」
「…違う!」
「今動揺した!」
柔太朗はとうとう机に突っ伏した。
耳まで真っ赤。
同僚たちは大盛り上がりである。
そんな中、柔太朗のスマホが震えた。
画面には。
『飲み会楽しんでる? 無理して飲まないでね』
送信者はもちろん、佐野勇斗。
柔太朗はその画面を見た瞬間、ふっと口元を緩めた。
――それを、同僚たちは見逃さなかった。
「今の顔!!!!」
「好きすぎじゃん!!!!」
柔太朗は静かにスマホを伏せる。
「……帰りたい」
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