< ??? >
-文翔-
「久しぶりの地面だぁぁぁ…」
長時間ほうきに乗っていたのもあるせいか
地面に足が着いた瞬間
その場に倒れ込んでしまった
「あー、やばい俺このまま寝そう」
「てか寝る絶対寝る」
「—ぃ、」
「おーい」
「ねぇ起きて!!」
「うわぁ?!びっくりした、」
大きな声に起こされ前を見ると
目の前には黄髪の少女が居た
「なんだよこちとらゆっくりすやすや睡眠タイム中だってのに…」
「だってずっと見てたけどきみ全然動かないんだもん」
「そりゃあ寝てたし…」
「なんでこんなところで寝てたの? 」
「いやー、ちょっと疲れてて、」
「へー」
「その服装、旅人?」
「お!大正解!」
「まぁ、初心者旅人だけど…」
「じゃあここのことはよく知らなそうだね」
黄髪の少女はそう言って
ここのことを教えてくれた
・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・
<クラウト島>
ものづくりが盛んな島で他の島や国に
商品を売り出している
商品は主にぬいぐるみを作っているらしい
黄髪の少女もぬいぐるみ作りを
手伝っているらしい
・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・
「まぁこんな感じ!」
たしかに辺りを見てみると
作っている途中に飛ばされたのか
所々に綿が飛んでいたり落ちていたりする
そういえば書いていて気づいたけど
この子の名前まだ知らないな
「ねぇお前名前なんて言うの?」
「えー、先そっち教えてくれたら教えてあげる!」
「俺?俺は文翔」
「もくはもくっていうの!!」
「そうだ!もくがふみとにここの案内してあげる!」
「お!頼もしいねぇ」