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コメント
1件
まーじで生存確認しとかないと失踪したと思われるレベルで投稿してないっすね。申し訳ない。ちまちまかいてるので、ゆっくりお待ちください!
お久しぶりですね、皆さん
また懲りず新しいお話を書いてます
けど、ゆっくりながらも続き書いてるのでゆっくり待っててください
年超える可能性も視野に入れといてくれると助かります
⚠️注意⚠️
・Gファンのネタバレあり
・転生
・種族が狐
・BL要素なし
それでも読んでくださる方はぜひとも、お進み下さい
開幕【記憶持ちの赤狐】
ーーーーーー只今より開演致しますーーーーー
_転生_
これは、同じ世界でのみ起こることである。
だが、時には例外というものがある。
つまり、他の世界で死んだ者がなぜか他の世界へ転生してしまうということだ。
?『ん〜…』
『ん?…どこだろ、ここ』
『確か僕、学園長から休暇をもらって…それで…』
あぁ、思い出した。僕の名前は安倍晴明。妖怪学校に勤める人間教師だ。でも、多分。というか確実に、僕は死んだ。それも火事で。
晴『はぁ…とんだ厄日だ』
自分の運の悪さにしょげている時、ふと音が聞こえた。 草の揺れる音。これは自然が発する音ではなく、人為的な音だ。まさか、そこに人がいるのだろうか?
….声をかけてみよう。現状を理解するには、他の人の協力も必要だ。
晴『あの、そこに誰かいるんですか?』
ガサガサッと、また音が聞こえた。これは、確実にいる。そう、確信した。
晴『敵意はありません。ただ、聞きたいことがあるだけです』
そう告げると、あっさり草陰にいた人物は現れた。人?いや、狐だ。
晴『狐…!?』
?『そんなに驚くことですか?貴方も狐でしょうに』
晴『え!?』
頭を触る。耳、それも動物の。自身の後ろを見る。…狐の尻尾だ。本当に僕は狐なのか。
目を大きく開く。信じられないのだ、自身が狐だと。
?『…ここで出会ったのも何かのご縁です。こちらで少しお話をしましょう』
晴『わかりました』
少し警戒をしながらも草陰に近づく。なぜなら僕は前世、妖怪に殺されたからだ。
?『そんなに警戒なさらないで。私は何をしませんよ』
晴『…わかりました、一旦貴方を信じます』
だって僕はこの人のことを知っているから。
これも前世の記憶かな。
?『私は葛の葉。貴方のお名前は?』
晴『僕は安倍晴明です』
葛『晴明さん、貴方はここについてどれぐらい知っているのですか?』
晴『全く知りません。初めて訪れたもので…』
葛『だから道の真ん中で突っ立っていたのですね』
晴『そんなわかりやすく突っ立ってました?』
葛『えぇ、人間達にもとてもわかりやすいくらいには』
晴『人間…?なぜそこで人間が出てくるのですか?』
葛『あら、知らないのですか?人間は私たちを目の敵にしているのですよ。だから先程、私たちの集落は襲われました 』
晴『!?』
『他の方々は…?逃げきれたのは貴方だけなのですか?』
葛『わかりませんが、この場ではそうとしか言いようがありません』
晴『そんな…』
葛『…童子丸は大丈夫かしら….』
晴『童子丸…?葛の葉さんのお子さんですか?』
葛『そうです。血は繋がっていませんが』
晴『へぇ…1度会ってみたいですね』
葛『….晴明さん、よく見ると童子丸に顔立ちが似ていますね』
晴『え 』
葛『…童子丸の安全がわかるまでは、貴方を童子丸だと思ってもいいですか?』
晴『それはダメです』
葛『…そうですよね』
晴『それじゃ、貴方が苦しいでしょう』
葛『…え、?』
晴『だって、それで息子さんが亡くなっていたら?だとしたら未来の貴方が苦しいじゃないですか。… でも息子を想いたくなるのもわかります、現時点でも苦しいでしょうから。』
葛『そう、ですよね。…母さんがこんなんでどうするんだ!』
葛の葉さんが、自分の頬を叩く。
葛『ありがとうございます、晴明さん』
晴『僕は助言をしただけですよ』
葛『…貴方の言葉は、誰かを救う力がありますね』
晴『….そう言ってもらえて光栄です』
葛『…あ、そうだ!お話を書いてみるのはどうですか?それなら、遠くの方々にも貴方の言葉が届きます』
晴『お話、ですか? 』
葛『はい!貴方なら、きっとできますよ』
晴『….いつか、やってみますよ』
葛『じゃあ、その日を楽しみにしています』
?「….母様?」
葛『!』
『童子丸!?』
晴『あれって….』
前世の記憶でも見たことがある。彼は安倍晴明公だ。
…幼い。僕の知ってる限りだと、彼の成人姿しか見たことがないはず。
晴「…母様、隣の方は?」
葛『彼は安倍晴明。私の知り合いです』
晴『初めまして、君が童子丸君かな?』
晴「母様、僕のこと話したの?」
葛『あまりにも顔立ちが似ていたから、つい…』
晴「…母様は、僕のことが大好きなんだねぇ」
葛『当たり前でしょう。母様は、貴方のことを一番に想っているのですから』
晴「…そっか」
晴『….良かったですね』
葛『えぇ…!』
…今世の僕は、親に捨てられた赤狐らしい。なんとも、赤狐は不幸の象徴との由来があるらしい。….親の愛を知らないなんて、とても可哀想だなと同情をしてしまう。こういう所がお人好し、と言われるんだなぁ。
晴『…ん?』
なにか、動いて…。人間の弓使い…?狐は、人間に襲われた。….葛の葉さんを狙ってる?…可能性としては考えられる。でも僕は人間で、いや今は狐か。….元同族を殺すのはなんか嫌だなぁ…。
晴『2人共、危ないよ』
葛『え、? 』
晴『ダメ、か…ッ!』
気づいたら、2人を押していた。矢が刺さらないように。 まぁ、そうしたら当然…僕に刺さるんだけどね。
晴『ッ…案外痛いものだね』
葛『晴明さんッ…!! 』
晴『…逃げてよ、葛の葉さん』
葛『ダメですッ!貴方を置いて逃げるなんて…』
晴『じゃあ、1つだけお願いを聞いてくれますか?』
葛『…なんですか?』
晴『僕と、友人になってほしいんです。幾分、友人も親もいない人生を送ってきたもので』
葛『…そんな簡単なお願いで良いのなら、全然構いませんが…』
晴『…ありがとうございます。これでやっと、死地に行く覚悟が出来ました』
葛『なに、を…言って…?』
晴『じゃあね、葛の葉さん!お達者で!』
葛『晴明さん!?』
走れ、僕。メロスは友人のために走り続けたのだぞ、メロスを見習え。友人のために、盾となるのだ!
?「…って、主にそんなことさせるわけないでしょ」
晴『!?』
『君は、もしかして….!?』
ー開幕【記憶持ちの赤狐】は閉演 致しましたー
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