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#吉田仁人
ゆ。
3,458
#ご本人様とは一切関係ありません
ぴよたろう
15
9
❤️「柔太朗くんって、Ω?」
🤍「……は、」
その時、君があまりにも怖い顔だったから。
やっぱり聞いちゃいけなかったか、と思った。
❤️「や、ごめん!言いたくなかったら言わんでええから!!」
🤍「…ぇ、ぁ」
❤️「こんなこと言ったら、ダメかもしれんけど、」
❤️「俺、αなんだ。」
🤍「……ぇ、?」
“α”と聞くと、嫌な思い出しかない。
もう、思い出したくもないような、最悪な出来事ばかり。
てっきり彼は、ただのβだと思っていた。
そうか、…αだから、ばれたんだ……っ、
❤️「柔太朗くん、?」
🤍「…っあ、」
❤️「ごめんな、俺が変な事言うから…」
🤍「ぇ、いや、…」
🤍「だいじょぶ、だから」
🤍「……っごめん、!」
❤️「え?」
そう言って俺は保健室から逃げ出した。
まだ起き上がったばかりで、今から走っても追いつきそうなくらい遅かった。
へろへろだったけど、必死に俺から逃げようとしてるのは目に見えた。
だから、追わなかった。
そういえば、今何時やろ。授業終わったんかな…
そんなことを考えていると、昼休みの予鈴が鳴る。
そして俺は、いつもの屋上へ向かった。
🤍「っ、ぅ……、」
🤍「ぐす、っ…ひっく……、」
あー情けない。
Ωなのかと聞かれただけで、保健室を飛び出して大泣き。
色々ありすぎてヒート終わっちゃったし。
こんな些細なことで昔のことを思い出すなんて。
どうしよ、今昼休みだよね……
次の授業はサボるしかないかぁ…、
そんなことを考えていると、
屋上のドアが開いた。
❤️「……え」
🤍「、は?」
❤️「、柔太朗くん?」
🤍「……っ、」
❤️「もしかして、泣いてた?」
🤍「、っ!」
❤️「……ごめんね、俺のせいで」
🤍「ち、ちがう、っ」
❤️「え?」
🤍「いきなりで、びっくりした、っだけ」
🤍「だから……」
❤️「……、そっか」
❤️「なんか、探るようで悪いんやけど…」
❤️「柔太朗くん、昔なんかあった?」
いや言うわけないだろ!!!!!
色々と長くなったんだけど、これが俺と舜太の中学生の出来事。
その後からは、あっちから挨拶されたりはしたけど、会話を交わすのはその時くらい。
あっちからもこっちからも、何も話しかけない状態が続き…
そうして俺は、いろいろあって受験に合格し、何とか第1志望に行くことができました。
そこで出会ったのが……
🤍「ぇ、」
❤️「……え!? 」
αである彼、曽野舜太でした。
こうして、俺の…いや俺たちの、
高校生活が始まったのです。
コメント
1件
みぅ🤍🥀です、読ませていただきました。 柔太朗くんがΩってバレて、昔の記憶がフラッシュバックして泣いちゃう場面、すごく胸が痛かったです…。舜太くんがαだと知った瞬間の「えっ」っていう動揺とか、追いかけてきてくれた優しさが逆に切なくて。中学生の頃に何があったんだろうって気になります。“逃げても、また出会う”運命って感じで、続きが気になる終わり方でした。はるかさんの書く、静かに揺れる感情表現がすごく素敵です🌙