この作品はいかがでしたか?
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御局様「そういうこと。」
最初は驚いていた、御局様。
とりあえず話を聞いた。
けど、私は何を信じたらいいのか分からない。
康二「○○ちゃん、大丈夫そ?」
○○「……わかんない。もう…泣。」
御局様「そうなるわよね。てか、あなた、見た目と違って意外とびびりなのね?」
そう、照に言い放つ御局様。
照「いや、…その……」
深澤「なに?少しはいい気になったの?言い寄られて。」
照「違っ!そうじゃない……けど」
康二「だいたい、なんなん?友達やなかったん?応援してたやんか。なのになんで?」
絵里「……だって、みんな○○ばっかりで。岩本さんがいるのに、深澤くんとも仲良くて。いつも一緒で。あんなことあっても、○○は皆にちやほやされて。なんか面白くなくて…仕事だって。なんかある度に部長は、○○に色々任せるし。」
康二「やからって、人のに手出したらあんやろ?しかも脅してまで」
絵里「……。」
深澤「てか照も、何、簡単に脅されてんの?なんで相談しないの?職場でなら、俺いるじゃん。なんなら、勤務も把握できたのに。てか、俺さ、そういう、女、嫌という程見てきてっから、すぐ分かんのよ。だからずっと怪しいなと思ってたから今回はこれくらいで済んだけどさ。」
照「……ごめん○○。俺……」
○○「もういいよ。せっかくのご飯……ごめんなさい。こんな素敵なところで…ほんと……いつも迷惑ばかり…」
私のせいで、関係ない人を巻き込んで。迷惑かけて。やっぱ。深く関わっちゃダメなんだ……
御局様「なーにいまさら迷惑って。もう慣れたわよ。あんたは臆病すぎよ。私に歯向かうくらい強いんだから、大丈夫。今まで通りあんたらしくいていいのよ、そのままで。いま迷惑かけてるのは、あんたが人として成長してるからよ。今までと違う縁があって。昔あった悪い縁をちゃんと切れるか試されてるのよ。いま、助けてくれるひとの手は話しちゃだめよ?しっかり掴んどきなさい。」
それをきいて、おもわず、深澤くんの手を握った。
深澤「大丈夫。もう離れないから。だから、自分に自信を持ちな?○○がどう選んだとしても、そばにいるから。俺は。」
康二「せやで?」
絵里「ふん、こんな時でも、彼氏じゃなくて、深澤くんなんだ。だったら、深澤くんと付き合えば?なに、どっちもみたいに、○○の方がよっぽど……」
深澤「黙ってくんない?」
深澤くんの低く冷たい声……
○○「………ご、ごめんなさ……い…泣。」
深澤「あ、ごめんね、○○。大丈夫、大丈夫だから。ね?泣かないの……」
そう言って深澤くんは私の頭を撫でて、自分の胸に引き寄せた。
絵里「よくもまぁ、彼氏の前で堂々と…そっちが浮気何じゃないの?(笑)」
照「浮気とはちがうかな。ふっかは仕方ない、もん。」
御局様「仕方ないって顔じゃないけどね?笑。ほんと、見た目に依らず……(笑)」
深澤「○○…落ち着いた?」
○○「……うん。」
深澤「ほら、じゃあ、ちゃんと気持ちぶつけな?」
そう言って、そっと背中をおしてくれて。
○○「……絵里。私、勝手に友達って思ってた。けど、ごめんね。そんなふうに思ってたなんて、気づかなくて。ごめんね。そりゃ私の顔見たくないよね、うん。ごめん。」
○○「……絵里が言う通り、私が1番最低だよ。ごめんね、照。私照のこと責める権利ないよね、ごめん…」
照「○○…?」
○○「……康二くんもごめん、せっかくの貴重な休みを。御局様も、すみません。せっかくこんなにいい所連れてきてもらったのに。全部台無しにして。」
康二「何を気にしとるん?」
深澤「○○!?」
私はもう耐えきれない
○○「…みんなありがと。」
御局様「さ、もうほら、料理冷めちゃってるけど、たべよ?ほら、絵里!あんたも。」
○○「…あ、ごめん、私ちょっとトイレ…」
深澤「さっき行ったじゃん?わら」
○○「うるさいな!女の子は色々あんの!」
そう言って、トイレへ行くふりをして、 店から出て、走った。あてもなく。
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