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茜視点
茜「…」
最上階に君が一人 揺れる影が ずっと ずっと
つむぎ「ずっと、僕らの愛はもう見つかりはしないでしょう笑」
グシャッ…
茜「はぁ…」
言葉を飲み込む音 息を止めた 街中に一人
暮れた夜を混ぜては 喉の奥に 今 落としてゆく
茜「あれ、僕って…本当は誰が好きだったんだろ」
昨日の事は忘れました?
明日の事も思い?出せ?なくて?
「あぁー何だろこの気持ち…」
つむぎ「茜!葵!あしょぼ!\(^o^)/」
「懐かしいな(泣)」
あぁ もう 痛い 痛いなんて 声は 確かに届いてたんです
君が
つむぎ「茜なんて嫌い!(●`ε´●)」
つむぎ「嫌いだったのかなぁ…笑」
なんて 言葉 錆付いて
茜「聞こえないや笑」
愛? のない? 痛い容態ようたい 唄も色も まだ六十八夜の
そう、これでお別れなんだ
茜「僕が 君に送るんだ」
つむぎ視点
つむぎ「あ…」
茜いるじゃん..まぁいっか
どうせ止められないしぃ
最上階から見た景色 落ちる影が ずっと ずっと
茜に遺言でも残そっかな
ちょっと憧れてたんだよね笑
つむぎ「ずっと僕らの声も、もう聞こえてはいないでしょう?」
「みんなのこと?…だーいすきに決まってんじゃん笑」
この言葉も今思えば嘘だった
嘘つきのバカだよ、私は。
言葉の錆びてく音 霧のかかる心の奥底
朝焼け色の中に 君は一人 また透けてくだけ
鼓動の音は一つ限り
「暗い、暗いよぉ(泣)誰か助けて。」
閉め切った部屋の中で響く
「ガヒュッヒューヴッ」
「ハァハァ」
こ、この声…あか、ねか、な、ごめ、んね、あなたの、オエ、心にきずをのこしちゃ、う」
「つーちゃん!!!!!」
あぁ、まだ生きて、生きて、もう一度名前を、
呼びたかったなぁ(泣)
言葉も出ない 出ないような 僕は確かにここにいたんです
君を 見ない 見ないなんて 今も染み付いて離れないよ
もう痛い 痛い容態ようだい 耳の奥で まだあの日の言葉が
「あぁこれでお別れ」
なんて そんな 君の声も
「ねぇ」
葵視点
「もう一度つーちゃんと話せる日が来ますように」
あの日願った言葉がもう 耳に染み込んじゃって
気持ちも切って
つむぎ「バイバイバイ笑」
「つーちゃん待って…!」
ガバっ
「ハァハァハァハァ…夢か。」
何を欲しがったんだっけ?
塵も積もって 何年間
「… 」
僕が 君が 僕が捨てちゃったんです
「まだ あぁ」
つーちゃんって気色悪いし
キモいし
天然ぶってるし
笑顔が嘘つきの笑顔で…
それでも
気遣いができて
優しくて
ちょっとおっちょこちょい
そんなつーちゃんが
ダイ ス キ
「もうあんなこと望まないから、帰ってきてよぉ
ごめんなさい、わたしが悪い、でも、会いたいよ
なんでいなくなっちゃったのよぉ」
心の暗い暗い奥の 底にほんとは隠してたんです
「今じゃ遅い」
「もう遅い」
なんて
「つむぎさんが亡くなられました」
「……………は?」
今更知っちゃったんだ
あぁ もう
「嫌い」
「 嫌いなんだ」
君のことも
私のことも
全部
全部
全部
葵&茜&つむぎ「透けて消えてなくなって」
茜「言葉も出ない」
葵「出ないような」
つむぎ「声が確かに」
葵&茜「響いてたんです」
つむぎ「今も嫌い」
茜「嫌いなんて」
葵「言葉近すぎて」
つむぎ&茜「聞こえないや」
つむぎ&葵「もう痛い」
茜「痛い容態ようだい」
葵「唄も」
つむぎ「色も」
茜「まだ六十八夜の」
葵「そう これでお別れなんだ」
つむぎ「僕が 君たちに 送る」
葵&茜「響く夜空に溶ける」
葵&茜&つむぎ「透明哀歌」