クルルに案内され、砂糖のような大きく白い病院に着いた。
その中に入るとクルルが叫ぶ
「グルせんせぇ〜お客さんですよ〜!」
クルルの声に気づいたのか
ペストマスクを着けた翼のある人物が出てきた。
多分コイツの言う”先生”だ。
「また客か?今日は土曜日だから一時までなのに。」
少し低めの声でそう言うと
ネックレスに目をやった。
「ふーん。封印してるのか。
力もあるみたいだし、こっちへ来い。」
「ハウスドラゴンの客も来ている。」
その言葉にハッとした。
多分ララのことだ。
「ララって…大きさ的にこの病院に
入らないんじゃねぇのか?」
俺が聞くとグルが答える。
「魔術で小さくした。」
「…えぇ」
魔術って…便利だなぁ…。
そんなことを思いながら
グルについていった。
「あらロウヴェス。遅いじゃないの。」
小さくなったララが済まし顔で言う。
少しイライラとしながら
ため息をついた。
「まぁゆっくりしてくださいよ。
煙人を使ってる人なんて珍しいのですから。」
クルルが満面の笑みを浮かべ
紅茶と洋菓子を机に置いた。
「ねぇロウヴェスさん。
幻獣と人間の共存を考えたことはありませんか?」
「…え?」
まさかの言葉に驚きを隠せなかった。
そんなこと、考えたこともなかったのだ。
「考えたことねぇけど…。」
「なら、考えてみてください。
人からしても幻獣からしても共存は望ましい。」
「だが現在互いに否定しあっているのです。
だからハウスドラゴンさんとロウヴェスさんが
共存している。そして煙人とも。」
「こんなの歴史上ありえないでしょう。
逆に興味深い。歴史に変化が生じるかもしれません。」
「…何が言いたい?」
「……共存に協力してくれませんか?」
クルルが手を差し出す。
俺は少し考えて、質問した。
「利益は?」
「うーん。そうですね…
我々の知恵を互いに分け合う…とか?」
クルルがチラリとこちらを伺う。
『俺に振るなよ』と思いながら
ララの顔を見るとララが頷いた。
「良いんじゃない?楽しそうだし。」
「…はぁ〜…」
ララが言うなら仕方ない…
そう思いクルルの手を握った。
「分かったよ。協力してやる。」
「…!ありがとうございます。」
クルルが嬉しそうな顔で言った。
隣でグルが爽やかな笑みを浮かべていた。
コメント
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…設定組み込むの上手くないですか?🫣(( いや…ネックレスの封印とか全く何も考えないで付け足したんですけd(((殴 ララちゃんッ、理由が適当ッ(悲嘆)…でもそんな貴方も素敵ッ(( …この参加型終わったら、BIRDドクターも見ますね😉(最初からそうしろや)(めちゃめちゃ後半の方だけだけど見たから人物(?)は少しわかる😌) ここで言うのも何ですが、BIRDドクター完走お疲れ様でした🙇♂️✨