橙side
さぁ、始まって参りました。地獄の体育祭。長い校長の話が終わり、開会式が終わった。なんで暑いのに立たせ続けるん?熱中症で倒れたらどうしてくれるんよ!!って毎回思うんね〜最初の種目と言ったら徒競走やんな〜。赤と青が出るらしい。嫌な予感するわ。
黄「赤!!頑張ってください!🔥応援してますよ!!シュッシュッ (*・ω・)_/彡 」
ちょ、黄ちゃん!?なんでバット振り回してるん?危ないて!!怪我人出そう。
桃「青!!頑張れよ!🔥」
桃ちゃんは平和そうやな。
桃「上位取れたらバナナいっぱい買ってやるから!!」
え?バナナ?そんな応援の仕方あったんや。
青「うおおおおおおお!!バナナ〜!!」
めっちゃやる気出てるしww
紫「んふふ。青ちゃんってバナナがそんなに好きだったんだね〜。いいこと知れちゃった(ノ≧ڡ≦)☆橙くんもそう思うでしょ?」
「おん!!いじる素材が出来たわww」
紫「こら!橙くん。そんなこと言ってはいません!!めっ!!」
「///は、はい///すいませんでした///」
紫「いい子。ヨシヨシ(。・ω・)ノ(///_///)」
桃「おーい。そこ。イチャイチャしてるんじゃねぇぞ。」
紫「桃くん。ちょっと黙っててくれないかな。」
桃「あ、すいませんした。」
青「ただいま〜!!桃くん!!僕、2位になったよ!!バナナ何本!?」
桃「2位ならそうだな〜。200本だな。」
青「やった〜!!」
200本もいるんかな。
赤「黄くん!!俺ね、1位になったの!!応援ありがとう///嬉しかった///」
黄「そんなの当然じゃないですか!!1位おめでとうございます!僕の赤!!」
赤「ちょ///声大きいよ///」
イチャイチャしてはるわ。こっちも。
紫「橙くん、俺、次出なきゃ行けないから行ってくるね。応援ちゃんとしてね?」
「当たり前やろ!絶対応援してるから!」
紫「う、うん///ありがとう。」
つぎはなんの競技やったけ。
障害物競走でした。桃ちゃんはダントツで1位やった。紫くんは2位やったで。帰ってきたら褒めたらなあかんな。
青「桃くんおかえり。頑張ってる桃くんかっこよかったよ///」
桃「ただいま。ありがとな、青。応援してくれたから俺は頑張れたんだからな。」
青「良かった。( ˶ˆ꒳ˆ˵ )エヘヘ桃くん大好き。」
桃「_:( _ ́ཫ`):_」
桃死んだ。まぁ、ええか。
紫「ただいま〜!!」ギュッ!!
「うおっ!?誰や!!・・・て紫くん!?どしたん?」
紫「ん〜?橙くんにイタズラしてやろうと思って仕掛けちゃったの♪ごめんね?」
「そうやったんや。全然大丈夫やで。それより、さっきから何見とんねん!!」
桃「仲良いな〜っ思ってただけですけど〜?別に変な意味は無いですよ〜?」
青・赤・黄「ウンウン」
「棒読みやけど?」
紫「( ˙꒳˙ )???」
桃・青・黄・赤「ソンナコトナイヨ。」
はぁ、もうええわ。つかれた。トイレ行こっと。
紫「橙くん!次、二人三脚だよ!行こ!」グイッ
「紫くん!!引っ張らんとって!」
紫「橙くん、右から、いいね?」
「おん。わかった。」
紫「せーの!!」
右・左・右・左・右・左・右・左・右・左・右
ええ感じやねんけどさ、近いんよ!///後ちょっとや、頑張れ俺、!!
紫「うわっ!!」
「!?紫くん!!」ギュッ
紫「え?///」
「紫くん大丈夫!?」
紫「う、うん///ありがとう。その、橙くん、退けてもらってもいいかな?///」
「ごめん///今退けるな。よいしょっと。」
紫「橙くんwwおじいさんみたいだよ?ww」
「あ、ほんまや。」
紫「あはははっwwww」
その後なんやかんやあってゴールは出来た。
「紫くん、みんなのとこ帰ろか。」
紫「うん。」
「なんやかんやあって1位取れたな〜、文句言われんで済むわww」
紫「そ、そうだね、」
「あとはリレーと借り物競走だけやな、頑張らな。紫くん、一緒に頑張ろな?」
紫「ね、ねぇ、橙くん、おんぶしてもらっちゃダメ?」
「おんぶ?ええけど、どうしたん?」
紫「ちょっとだけだから、だめ、かな、」
「ええよ!ほい。」
紫「ありがとう。よいしょ。」
ズキッ
紫「い”っ」
「紫くん!?どしたん!?」
あ、まさか。さっきこけた時足グネってしまった、?
「紫くん、保健室行くで。」
紫「え?大丈夫だよ。これぐらい。歩けるし。」
ズキッ、ズキズキ
紫「っ。」
「紫くん。無理したらあかんで。大丈夫、俺を信じて?」
紫「うん///お願いします///」
「捻挫(ねんざ)ですんで良かったわ。」
紫「橙くんありがとう。運んでもらって。」
「全然ええよ。放っておけんかったしね。気になってたから。ってのもあるけどな。」
紫「えへへ///ありがとう///(やっぱり橙くんは優しいな〜。そういうところも)好き///((ボソッ…」
「紫くん?なんか言った?」
紫「ううん。なんでもないよ。(今はまだ、伝えない方がいいかな。この関係は大事にしたいし、ね。)」
桃「おい!!橙!!はやくこい!!リレー始まんぞ!!」
「分かった〜!!青、紫くん足、捻挫したらしいからあとは頼んだで!!」
青「はいはーい。紫くん大丈夫?」
紫「うん。青ちゃんありがと。橙くん!!頑張ってね!応援してる!絶対に1位取ってきてよね!」
「おん!任せとき!!」
桃「橙、頑張ろうぜ。」
「桃、絶対に1位取るで。」
桃「はいはい。」
俺はアンカーなんよ。よし。頑張るぞ。
桃「橙!!あとは頼んだ!!」
「任せとき!!」
と言っても今3位なんよ。なんとか2位は行けそうやけど、1位は無理かもな。
紫「橙くん!!頑張って!!」
俺は馬鹿やな。なんで諦めようとしたんやろ。約束したやんか。紫くんと、必ず1位を取るって。ここで約束を破ってしまったら男として情けない。やろ?男を見せろ。橙。好きな人の前でかっこ悪い姿見せれるわけないやろうが。
「どけよ。お前ら!!」
紫「橙くん?」
青「あ〜ww橙くん火ついたね。紫くん、心配しなくても橙くんは1位取るよ。」
紫「うん。約束したもん。」
「おらああああああああああああぁぁぁ!!」
「はぁ、はぁ、」
桃「おい橙〜!!なんだよさっきのは。お前、本気出せばすごいんだな。見直したぜ。」
「そりゃドーモ。」
紫「橙くんおかえりなさい!!1位おめでとう!!お疲れ様、かっこよかったよ///」
「紫くん!?無理しなや、あんまり無理したか悪化するで。座っとき?」
紫「んふふ。ありがとう。お言葉に甘えて座らせて貰うね。」
俺ってあんな力あったんや、初めて知った、
桃「よし。借り物競走だな。橙〜、行くぞ。」
「えぇ〜、休ませてくれんの〜?」
桃「そんな暇ねぇよ。」
「(-ε-*)ちぇー」
お題チェックするで〜。なんやろな。『好きな人』はい出た。こういう系ね。さてどうしたもんか、赤選んだら黄に〇されるし、青選んだら桃に〇されるし、あぁ〜、詰んだな。紫くんしか残らんやんか。でも紫くんは今怪我してて無理させて悪化してもあかんし、どないしよ。
紫「橙くん!!俺で良かったら手伝うよ?お題なに〜?」
紫くん、ごめんな、
「紫くん、ちょっと失礼するで。」
紫「う、うん。どうしたの?」
「よいしょっと。」
紫「うぇ?///だ、橙くん、!!」
「紫くんごめん。ゴールまでこのままでええ?」
紫「う、うん///(お姫様抱っこされてる///人生初(のお姫様抱っこ)が橙くんで良かった///)」
ノリでお姫様抱っこしてしまったけど大丈夫かな?///嫌われへんよな?願っとこ。
「紫くん着いたで。いきなりごめんな?」
紫「ううん///大丈夫だよ。(恥ずかしかったけど///)」
桃「橙〜!!ちょっとこっち来い!!」
「はーい。じゃ、紫くん後で!!」
紫「うん。後でね。」
紫くんに嫌われてなくて良かったわ。・・・
「いつ告白しよかな。」
紫side
「ふぅ。これでいいかな。」
そういえば橙くんどこいったんだろ。
「桃くん〜?橙くんどこいったか知らない?」
桃「あぁ、橙なら体育館裏に行くのを見たぞ。」
「体育館裏?」
桃「おう。とにかく行ってみ?」
「うん。そうするね。桃くんありがとう〜!」
体育館裏になんの用があるんだろ。とにかく行ってみよ。
あ、いた。驚かせちゃお☆
「橙く〜ん!!何してる、の、?」
え、?嘘でしょ?女の人と橙くん?まさか、
女「橙先輩のことが好きでした、!!私と付き合ってください!!///」
ほら。やっぱりね、そうくると思ってたの。いざ、目にすると辛いな、橙くん、・・・気付かないふりをしていた。自分の本当の気持ちをしってしまったらもう、戻れない気がして。この関係が壊れてしまうのが怖くて。踏み出したくなかったな、俺、橙くんのこと好きなんだね。もう、自分の心には嘘をつきません。だからという訳では無いのですが、どうか、今から逃げる俺の無礼をお許しください。
俺はこれ以上見ていたくなくて猛ダッシュでその場を離れた。失恋したかな。俺の頭の中には綺麗な女性に告白されてちょっと嬉しそうに頬を染めた橙くんの顔でいっぱいいっぱいだった。
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