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「もう一度あなたと同じ笑顔になりたい」
小説
突然川から人が流れてきた。
これは俺も、信じられん。
だって、すっげえ美女なんだもん。
…いや、美女っていうか、幼馴染。
え?おかしいよね。
分からん。
「何で川に流れてんの?」
咄嗟に出た言葉だった。
「マジでなにしてんの?結凪。」
彼女は「澄森 結凪」(すみもりゆな)
「いや〜足元滑っちゃって?アタシ泳げるしいいかーと思ってぷかぷか浮いてたらここ着いた」
「お前馬鹿じゃねーの?!ここ、大阪だぞ?!」
そう、驚くのもそのはず。だって俺らが住んでるの、京都だし。車で二時間。二時間だよ?それをぷかぷか。頭おかしいのか?こいつ。
俺は必死で引きずりあげた。…だって俺より身長高い女だからな。
「ぷはぁっ、助かったぁ、、」
「助かったじゃねーよ死にてえのか?!」
俺は咄嗟に彼女に上着を着せた
「病院行くぞ馬鹿女っ」
俺は強い口調で彼女の手を引いて歩く
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第二章 余命宣告