適当にくつろいでいて良いと言われたから、らっだぁさんが来るまで本を読むことにした
ここにある本は祓い屋や悪魔について書いてあった
スマイル「悪魔は祓い屋の適性がある人にしか見えない…」
「なんで俺は今まで悪魔が見えなかったんだ…?」
???「兄から貰ったって言うネックレスが何か関係してたんじゃない?」
スマイル「!?」
横を見ると青いニット帽に赤いマフラーをした人が、読んでいた本を覗き込んでいた
…気配感じなかったんだけど?
???「うっわ、懐かし」
スマイル「…あ、らっだぁさん…?」
らっだぁ「うん。話は聞いたよ」
「よろしくねー、スマイル」
スマイル「よろしくお願いします」
らっだぁ「じゃあ訓練するかぁ」
「一通りの基礎教えれば良い感じだよね?」
スマイル「…お願いします」
一通り教えてもらいました
らっだぁ「結構動けるんだね、何かやってたの?」
スマイル「兄とよくこんな感じで遊んだというか…」
らっだぁ「なるほどぉ…」
「スマイルの兄は悪魔の存在を知ってたんだろうね。だから、守る術を教えていた?」
スマイル「…祓い屋をしているって聞いたことないです」
らっだぁ「まぁ…事情がありそうだね」
「ひとまず今日はもう終わりかな」
スマイル「ありがとうございました」
気付くと夜になっていた
らっだぁ「シャークんはまだ帰ってこなさそうだね。自分の家に帰る?」
スマイル「…そうですね。自分の家に帰ります」
らっだぁ「じゃあ、仮の武器渡しとくね」
らっだぁさんが短剣を渡してくれた
…何か変な落書きあるけど
スマイル「…?」
らっだぁ「…あいつ…💢」
「その気持ち悪い落書きは気にしなくて良いからね。俺の使い魔がやったやつだわ」
スマイル「…独特な絵ですね」
らっだぁ「後でお仕置きしとくわ」
「じゃあ、気をつけてね~」
すごい疲れたな…
優しく教えてくれたけど、訓練は結構厳しかった。
…俺も、悪魔を殺せるようになるのかな
いろんな事を考えながら歩いていたら、あっという間に家に着いた
とりあえず、明日に備えて今日は早く寝よう。
大学には…休みの連絡入れるしかないか
ガチャッといつも通りドアを開け、リビングのドアを開けると
???「あ、お帰り~」
スマイル「!?」
スマイル「…きんとき?」
きんとき「あ、名前覚えててくれたの?」
「また会いに来たよ~♪君の名前教えてよ」
スマイル「…なんでここが?」
きんとき「匂いを辿って。悪魔って耳とか鼻良いんだよね~」
逃げる?いや、らっだぁさんに連絡…?
とりあえずこいつからは離れないと…ッ
きんとき「逃がさないよ…♪」
ドアノブに手をかけようとしたら、後ろから抱き締められる形で動きを封じられた
スマイル「…!!」
きんとき「…楽しいこと、しよっか♪」
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