テラーノベル
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どうもお久しぶりです。
さよきでございます。
毎回お久しぶりですって言ってる気が…
頑張って早く書けるようにしないと存在を忘れそうやな。
ご本人様には全く関係ございません。
それではどうぞ!
kn side
戦争が終わった。
俺たちの勝利だった。
だけど、総統室で倒れたショッピは未だに眠っている。
しんぺい神によると、ずっと寝不足だったのに加えて、戦争での疲労が失神した原因だそうだ。
一番問題なのは、総統が最期に暴れた時に発した弾が、鬱先生を貫通したことだ。
意識はあるが、貫通した場所が心臓に近かった。だけど、しんぺいのおかげで手術は成功した。
他のみんなは疲労こそしているが、十分元気だ。
shp side
暗い。
ここは何処だ?
これは夢か?
ここは…昔のL国…と…部長?
俺の昔の記憶に部長がいるんだ?
そもそも俺の昔ってなんだっけ
幼shp side
kn「よぉー!ショッピ!!昨日ぶり!!」
shp「キーン…五月蝿い」
kn「ごめんてwww」
shp「別にいいですけど」
kn「そういえば軍学校どうやったん」
shp「…別に」
kn「またハブられとんのか?」
shp「僕は1人でも生きていけるから大丈夫っすよ」
kn「…ショッピ君。1人じゃいつか苦しくなる。何にも出来ないで」
shp「でも、みんなそもそも僕と喋ろうとせーへんし。まず、僕が思ったことすぐに言葉に出ちゃうのが悪いから」
kn「でも、ショッピ君は1人じゃないやろ」
shp「…1人やし」
kn「なんでや、俺がおるやろ?」
shp「…え?」
kn「なんかあっても頼る人おらんかったら辛いから。俺に頼れよ」
shp「ポロッ……ありが…と」
kn「ほんまに頼ってな?1人で抱え込んでても自分が病んでくだけやからな」
shp「…はい」
shp「ありがとうございました、今日は」
kn「…!えーー!!!ショッピ君がありがとうって言った!!!!!」
shp「…こっちはお礼言っとんのに」
kn「いやまじで意外やった」
shp「失礼な」
1週間後
shp「ねぇ、先輩。前、何でも相談していいって言ってましたよね」
kn「…え?あ、うん。どうしたん」
shp「…僕、この国じゃないところに行きたい。」
kn「…うん。理由聞いてもええ?」
shp「家でも両親に殴られるし。学校でも話そうと頑張って喋りかけたけどやっぱり無視された…から。」
kn「うーん…。俺も親に捨てられて1人で住んどるし。何も支障はないもんなぁ。…ねぇ、ショッピ君。一緒にこの国出ていこ」
shp「え…?先輩まで出ていかんくても。俺はこの考え、先輩ならどう思うか聞きに来ただけで」
kn「でも、出ていきたいんやろ」
shp「それは…まぁ。でも迷惑じゃ」
kn「迷惑じゃないよ。自慢の後輩なんやから」
shp「…どうも」
幼kn side
どうしようか。
国から国へ渡る時はちゃんとしたパスポートを持っていないと出れない。
その上ショッピ君は、軍学校での成績が良くて学校長に贔屓されとって直接掛け合うのは無理やし。速攻で拒否られる。やっぱり、こっそり逃げるしかないな…。
「……wwいい情報ゲットー」
幼shp side
L国脱出当日。
楽しみだけど…みんなに迷惑がかかる。嗚呼今になって考えても僕は決めたんだ。
コネシマ先輩が先輩で僕はほんまに良かった。うるさいけど。
今日は休日だから学校にバレにくいらしい。
両親は元々僕のことなんか気にしてないし。
kn「お待たせー!!!!」
shp「行きましょ」
kn「…ついに無視するようになったか」
shp「もちろん」
kn「…うん、聞かなかったことにしよ」
shp「それで、もう行きます?」
kn「せやなぁ」
「そこで、何してるんだい?」
『…え?』
kn「なんで…?お前がここにいる?」
「俺見ちゃったんだよねー。その子のとコネシマがこの国を脱出するって話してるとこ。それでさー、俺学校長にチクったんだよねー。そしたらお前はどーでもええからそのショッピって子だけでも連れてこいって言われたんで。さぁー、ショッピ君?お兄さんと一緒に学校に戻ろ?」
kn「…ッ」
shp「…コネシマさんはどうでも良くないです」
「あ?」
shp「コネシマさんは俺なんかよりずっと優しくて、仲間思いです。俺はあなたにはついていかない」
「コネシマはどーでもええんやけど、お前、どーしても付いて来ないんやな。じゃあ力尽くで引っ張ってくまでや」
shp「なんでそんなに僕を取り戻したいんですか」
学長「決まってるじゃないか。君は優秀だから。ただそれだけの話じゃないか」
kn「…お前まで居ったんか」
学長「この私に向かってお前とは何様だ?…まぁいい、そもそもお前など名前も覚えてない凡人以下の部類だ。早く天才ショッピから離れるんだな。反抗しても勝てねぇぞ?俺より強いのはこの国の幹部様と総統様ぐらいだ」
shp「おい!それ以上言ったら殺すぞ」
kn「ショッピ。ありがとう。でも俺は大丈夫やから」
shp「でもッ…先輩はいらない人なんかじゃ」
kn「…wwまさかショッピがそんなこと言う日が来るとは思わんかった。けど、俺は大丈夫。大丈b」
shp「大丈夫なんかじゃないです。」
kn「え?」
shp「先輩は、ずっと悩んでますよね。しかも自分じゃなくて、人の為に。俺は先輩は優しい人だと思います。親に暴力を振るわれて、外に追い出された俺のこと、助けてくれた。ほんとにありがとうございます」
kn「…ごめん」
shp「大丈夫です」
学長「話は終わったか?さっさとショッピをこっちに渡してもらおうか。先輩さん?」
kn「そんなことするわけないやろ!!俺は命を賭けてショッピを守る」
学長「ふーん。じゃあこちらも遠慮なく。おい、お前ら!」
「へい!あいつを捕まえます!」
kn「ショッピ、お前は逃げろ!」
shp「え?」
kn「ええから!!ここは俺に任せとけ!!!」
shp「…はい。お願いします」
辺りに銃声の音が響く。
もちろん俺らは銃なんて持ってるわけない。
ただ、避けて逃げるだけ。
分かってたよな。
それだけじゃいつかは捕まる。
でも、分かった上であの人は俺のこと守ってくれたんだと思う。
本当に、どこまで優しい人なんだろう。
……
先輩は捕まった。
俺は、先輩がそこまで俺を大切に思ってくれてること知らなかった。
先輩は他の国へ流された。
俺は微かに、ああ、いいな。なんて思ってしまった。先輩がどんな思いでこの国を出てったのか。俺が分かるわけがないのに。
4話終わりです。
そろそろ次の連載どうするか考えないといけないけどアイデアが…
頑張って捻り出すので、遅かったら、頑張ってるんやなーと思っていただければ。
ではまた次の話で。
コメント
4件
大先生って意識あるんですか?なんか「意識はあるが~~~意識はない」となってますよwww
今回もよかったです! 満足(・∀・)